バンコクのニュータウン(集合住宅編)

何食わぬフリをしてブログの更新を続けていましたが、実は3/18-24の間、タイへ行っていました。
ニュータウンを探しに行ったわけではないのですが、飛行機の上から着陸寸前に見ると、明らかに周囲のアジア的混沌とは一線を画した「きちっとした」町並みがあちこちに見え、「あっ、これはニュータウンだな」とわかります(ニュータウン育ちですから…)。ただ離着陸時は飛行機ではデジカメは使えないので、バンコクから北へ80kmのアユタヤ観光に行く途中、車中からそれらしい町並みをパチリ!
昨年も書きましたがバンコクは経済発展と人口集中が著しく、ちょうど日本の昭和40年代のような感じです。そこでは必然的に「住宅の大量供給」という問題が起こってくるわけです。都心でも郊外でも、道路や鉄道やオフィスや住宅をどんどん造っています。
この写真は走る車中から撮ったのでアングルが決めきれていないのですが、実は左側にもっとタワー状の高層住宅が連なっています。周辺の田園風景の中にぽっかり浮んだ蜃気楼のような風景でした。
タイは地震があまりないということになっているらしく(あの大津波があったじゃないかと思うのですが…)、どうも造りが華奢に見えて仕方ないのですが、日本の技術供与で造られているインフラもあり、そういう部分はたぶんこれだなとハッキリわかるほど、脚の太さなどが違います。
日本に比べると貧富の差が大きな社会ですが、格別頑丈にも見えないが新しい町がどんどん出来ているということは、中間層の拡大を示しているということでしょう。そこにある生活は、まさに30-40年前の千里ニュータウンと似たものであろうと思われます。

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