遠くの町の仲間たち…鳩山ニュータウン(埼玉)

今話題のハトヤマです!…と言っても政治じゃなくてニュータウンの話。ここは埼玉県比企郡鳩山町の鳩山ニュータウン。っていうニュータウンがあるんですよ…。これは元からあった地名で首相の鳩山家とは関係ないようですが、Wikiによれば町役場には鳩山一郎の書いた「友愛」の書があり、現首相も昨年訪問しているようです。人口約10,000人。町名は鳩ヶ丘、楓ヶ丘、松ヶ丘。
というマクラはさておき、このニュータウンも前途多難なニュータウンとしてマスコミに報道されることが多いようです…(なんだかどうしても鳩山家とかぶっちゃうな…)というのはまず、都心から遠いこと。昨日ご紹介した、都心から45kmある高坂駅からさらにバスで、山の中に上るというアクセス。途中の坂がきつくてクルマなしでは生活できないこと。なのに高齢化してきていること。開発した民間企業が倒産したこと…
と、いったいどうなっているんだろう?と思って行ってみたのですが、きれいな町でした!たしかに坂はきついし(登坂車線がありました)年季もけっこう入っていますが、通りに住民の方が一生懸命花を植えていて、街路樹にもモクレンの花が…行った季節と天気が良かったのかな?
報道というものは、それはいろんなことを言ったり書いたりするでしょうけれど(だって社会に問題を投げかけるのが彼らの役目です)、間違えちゃいけないのは、仮に大変な状況があってもその中で頑張っている住民はいるし、希望はどういうところにもあるし、ニュータウンというものは、人口減少して高齢化していても、「まとまって住む」ということの心強さは、普通の町にはない強さがあるんじゃないでしょうか?
ぜひ友愛精神を言葉だけじゃなくリアルに生かしてほしいものだと、祈るような気持ちで坂道を下って次のニュータウンに向かいました。

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