上海万博会場とニュータウン!

こちら上海万博会場!…の中からゲートごしに外のニュータウン?らしきものを撮ってみました。まだ建設中…でもかなりの戸数です。万博会場で写真撮ってる人はたくさんいましたが、外のニュータウン撮ってる人は珍しかったかも…?しかしこれを撮らずにはいられないです。
上海の集合住宅の特徴ですが、とにかく、派手!建物のてっぺんの塔屋のようなもの。エレベーターの機械室か給水タンクをカモフラージュしているのかなと思いますが、金の帽子のようなデザインは日本にはない味わいです(写真をクリックすると拡大されます)。あるいは「東洋の中の西洋」と言われた上海ならではの、西洋風デザインの解釈なのか?立地から言ってもここは高級路線だと思われるので、「オカネありますよ!」とアピールするためのバブル的デザインかもしれません。
上海では家は「借りるもの」でも「買うもの」でもあり、ここ数年の上海はすごい不動産ブームで、富裕層が高級マンションを買って値段が上がってしまい日本円で5000万とか6000万とか、日本と変わらない値段になっているそうです。これは為替を単純換算した時の話で、中国の給与レベルを反映したらこの2-3倍の感覚だということらしい。つまり…億ション!投機用に買って住まない人も多いらしいです。一方で貧富の差が非常に大きな社会になっているということも、多くの人から聞きました。それでも「チャンスを求めて」上海に出てくる人は後を絶たないということです。
共産主義国家でありながら日本以上に資本主義的?こんなクレーンの立っている風景があっちを向いてもこっちを向いても見られるのが、2010年の上海スピードです。
それにしても手前のゲートと広い空間…40年前の千里丘陵を切り貼りしたみたいだなあ。万博の様子はこちらのブログでレポートしていますのであわせてご覧ください。

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