内山田洋とクールファイブ(東京・多摩ニュータウン)

…っていうふざけたタイトルつけたくなっちゃうのは、団地のこの棟、あまりにも見事に階段室一列ごとに壁面が後退して、同時に高さも少しづつずらしているからです。「ワワワワ~♪」ってハーモニーを奏でているような感じがしませんか?
ここは永山駅から近い諏訪二丁目団地。元公団の分譲団地です。多摩ニュータウンではじめて大規模建替が決まったそうで、この風景もあと何年?わが千里ニュータウンに比べたら、ずっとまだまだきれいに見えましたが…。ツートーンに塗り分けたカラーリングに藤棚の藤の色もアクセントできいていて、色もハーモニーな感じです。
手前の大きな木(ケヤキ?)の枝ぶりもいいですね。団地の歳月を物語っています。このようにホウキを広げたような枝ぶりは武蔵野によく見られる光景で、関西だと同じ木を植えても土壌のせいか、このようにきれいに枝が広がらず、ずんぐりむっくりになってしまうそうです。
同じ時期にできた公団の団地は全国どこでも見事に規格化されていてワープしたような気分にさせられますが、住んでいる人たちの気質は、やはり多摩は東京風味なんでしょうか。千里も土着性は薄いっていうけれど、やっぱり関西風味だもんな。

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