遠くの町の仲間たち…菱野団地(愛知)

名古屋方面ニュータウン・団地見学の旅、2日目は雨。まず瀬戸郊外の「菱野団地」へ。ここは黒川紀章がマスタープランを作ったニュータウン的な大規模団地。地図で見ると葵の紋のような異様な街区構成になっていて、歩いていると方向感覚が狂ってきそう…。なんだかウルトラマンの町に迷い込んだみたいです。千里より新しいのに集合住宅のメンテがかなり悪く、一部建替が始まっています。

黒川紀章がマスタープランを引いた町としては、ほかに湘南ライフタウン、そしてカザフスタンの新首都・アスタナがあります。いずれも設計者の個性が相当強く反映されているというか、共通の「不思議感」がありますが、それを短い文章で表すのは難しいです。晴れた日に行ったら、また違う印象になったんでしょうか…?天才の頭の中を覗いているような町と言えるかもしれません。

この投稿は2014年5月6日にfacebookに投稿した文章に加筆したものです。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

好評発売中!

CITY LIFE刊のムックガイド。「歴史文化」「まちづくり」の取材が丁寧で大充実。「北千里を歩く象」の記事で協力しました。こちらから購入できます。

好評発売中!

樹林舎刊の写真集『吹田市の昭和』の千里ニュータウン部分を中心に、コラム執筆や写真のアレンジ、事実関係の確認などを担当しました。限定1,500部。書店でお申し込みください。

好評配布中!〔無料〕

千里ニュータウンの最新状況がわかる「千里ニュータウンマップ2018」の制作をお手伝いしました。このマップは南千里駅前の「吹田市立千里ニュータウン情報館」で配布しています。2013年版も在庫があります。

好評発売中!

吹田市立博物館とパルテノン多摩の2018年共同企画「ニュータウン誕生」の展示・図録制作をお手伝いしました。図録購入(吹田版)はこちら。多摩版はこちら。(内容は同じです)

アーカイブ

ページ上部へ戻る