2007年2月10日・三色彩道東端

同じ季節になるまで待ちました。できるだけ同じ画角で撮りました。前回12/11ブログと同じ場所の24年後、答えは「三色彩道の東端」(水遠池入口)でした。
街路樹(タイワンフウ)の成長にも目をみはるものがありますが、たんに樹が大きくなっただけでなく、剪定のやり方が変わったこともわかります。昔のように枝をばっさり落としてしまう方法では、三色彩道は今ほど有名になってないでしょうね…。24年前の写真で写っていた左奥のマンション(上山田のアーバンライフ)は、今もまったく同じ場所にあるのですが街路樹の枝に隠れて見えません。1983年は道の奥右手に阪大工学部の建物が見えていますが、2007年の写真ではなんと手前の山が盛り上がったように見え、阪大は見通せません。樹がこんもり茂ると、冬でもまるで山のように見えるということです。
このような「定点観測」で場所を正確詳細に同定するとき大きな手がかりになるのは、車道の端にある「側溝のフタ」です。こういうものの位置は、なかなか変わらないからです。
…ところで昔藤白台に住んでたんだけど「三色彩道(さんしきさいどう)」って何よ?とおっしゃる方のために説明すると、2000年に吹田市が公募して名づけた道の愛称です。豊中市境の「東町三丁目」バス停から、北千里小学校の坂を下って駅の北側を抜け、藤白台のバス通りの坂を上ってふじしろ幼稚園と保育園の間を通り水遠池の入口まで。このうち特に、ふじしろ幼稚園前から水遠池入口までの区間が見事な紅葉で数年前に大手新聞2紙に取り上げられ、急に有名になりました。
次回は、同じ場所の初夏をお目にかけます。

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コメント

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  • コメント (2)

    • 健ちゃん
    • 2007年 12月 13日

    バス通りの坂は小学校の耐寒マラソンのコースだったかも。
    この近所にお住まいの方は四季を感じながら散歩できてうらやましいです。

    • 奥居武
    • 2007年 12月 13日

    落ち葉の掃除が大変だという意見もありますが…「いい景色」を保つにはそれなりに手間がかかるってことですね。市で街路樹管理をする人は、枝を伐っても伐らなくても文句が出るので大変苦労されているようです。

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