エキスポランド・1970年

こちらは万博開催当時のエキスポランド…一番背後に当時あった観覧車が、その手前にダイダラザウルスの脚が見えています。
観覧車は、(つくば科学博から移設された)今あるものと全然違いますね。世紀の万博にしてはとても可愛らしいものです。一番手前のぶらさがってクルクル回る遊具にしても、のどかなものです。当時の写真を見て思うことは、39年間に、こういったエンターテーメントに対して要求する「非日常性」のレベルが、とてつもなく上がってしまったのではないか…ということです。
今から思えばささやかな仕掛けであったとしても、観客からは、とても楽しそうな様子が伝わってきます。当時はやっていたテンガロンハットをかぶっている人が複数いるなど、見ていると興味がつきません。皆さん半袖の腕を出してつかまっているので、季節は夏でしょうか。
あの夏の遠さを思うと、胸がしめつけられます。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (2)

    • てつ
    • 2009年 2月 13日

    エキスポランドの観覧車のプラモデルがあるんですよ(^^)
    箱には ちゃんとそう書いてあります
    でも 中身は 全く異なるものです^_^;
    今 エキスポカフェに展示されています
    って言っても 箱だけですが(^^ゞ
    ペーパークラフトの進太郎さんが
    ダイダラダウルスを製作しようと資料を探してられますが なかなかないみたいです
    一番まともなんが 鳥観図らしのが悔しいです
    5本の高低差を示す資料 どっかにありませんか?

    • 奥居武
    • 2009年 2月 14日

    1970年当時のダイダラザウルスの5本の高低差…図面はないけど写真はあったかなあ?少し探してみます。

好評発売中!

CITY LIFE刊のムックガイド。「歴史文化」「まちづくり」の取材が丁寧で大充実。「北千里を歩く象」の記事で協力しました。こちらから購入できます。

好評発売中!

樹林舎刊の写真集『吹田市の昭和』の千里ニュータウン部分を中心に、コラム執筆や写真のアレンジ、事実関係の確認などを担当しました。限定1,500部。書店でお申し込みください。

好評配布中!〔無料〕

千里ニュータウンの最新状況がわかる「千里ニュータウンマップ2018」の制作をお手伝いしました。このマップは南千里駅前の「吹田市立千里ニュータウン情報館」で配布しています。2013年版も在庫があります。

好評発売中!

吹田市立博物館とパルテノン多摩の2018年共同企画「ニュータウン誕生」の展示・図録制作をお手伝いしました。図録購入(吹田版)はこちら。多摩版はこちら。(内容は同じです)

アーカイブ

ページ上部へ戻る