最近ハヤリの「団地マニア」の間では、三方に棟が伸びるタイプの住棟を「スターハウス」と言って、大変な人気があるようです。
そのほとんどが5階建の中層住宅であるなかで、南千里駅前のUR竹見台住宅C26-C28棟は、ひときわ大きなスターハウスの巨星として、異彩を放っています。北向きの部屋を作らないスターハウスは1960年代前半に多く試みられたもののぱったりと例が途絶えてしまい、1960年代後半から団地が高層化・大型化する中で、「高層のスターハウス」という例はきわめて珍しい…らしいです。
…というマニア的解説はさておき、昼の姿もカッコイイけれど、夜景も見応え十分!人工都市美というのでしょうか、日本のニュータウンの代表的景観のひとつ…とさえ言ってもいい気がします。

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コメント

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  • コメント (2)

    • 健ちゃん
    • 2009年 2月 28日

    なんか「ウルトラセブン」に出てきそうな写真ですよね

    • 奥居武
    • 2009年 3月 01日

    そうです、このスターハウスこそ、実は地球防衛軍の本拠なのです!…っていうか、ウルトラセブン1967-68年、このスターハウスの完成が1970年頃と、「あの時代」のデザインって、やっぱり何か似通ってるんですよ。オレンジの街灯(ナトリウムランプ)は高速道路のトンネルなどでこの時代から採用されたため、やはり「ハイウェイ時代」を思い起こさせる一つの要素なんだだと思います。

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