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うらやましい校門(筑波研究学園都市)
- 2009/7/7
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- まちあるき, 学校
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5日間ほど旅行に出ていたので、更新が滞ってしまいました。つくばレポートの続きに戻ります。
こちら、何の変哲もない交差点に見えますが、実は筑波大学の松見門。ゲートらしいものもなく、一般のクルマも、路線バスも、キャンパスが完全に「町のつづき」であるかのようにノーチェックで入っていきます。「研究学園都市」を標榜するだけあって筑波大学と町の一体感はわかちがたいものがあり、学生も教職員も地元に住んでいるし、広大なキャンパス内には一年生の学生は全員!収容できるだけの学生寮が完備されているとのこと…
そういうことをするから学生結婚が増えるのだとか、理系はともかく俗塵から隔離して人文系の学問がなりたつのか?とか、いろいろなツッコミどころはふんだんにありそうですが、これは本当にイギリスの全寮制カレッジに近い環境だなあ…と、その濃厚な教育環境、町との一体性には、ウラヤマシー気分になったことは事実です。
何度か書いているように、千里ニュータウンと大阪大学、隣接しているのにニュータウンには学生が住むような場所はないし、教職員も遠くから通ってくるし、どうもスープが冷めない距離なのに冷めてしまっているところがありますから…
「大阪大学や金蘭が移転してくることが最初からわかっていたら、千里ニュータウン(とくに藤白台周辺)の設計はもっと違ったかたちになったでしょう…」とは、千里ニュータウンの設計をされた片寄先生の証言ですが…
それが筑波では、大学は町の根幹に位置づけられているわけです。これは街区設計だけでなく、人のネットワークの点からも、非常に強くそうなっていると感じました。
さてこの校門と思えない校門をキャンパスの中に入っていくと…
コメント
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コメント (7)
僕は 学生街 って言葉が好きでした
多分 昔 ガロ ってグループが歌ってた「学生街の喫茶店」が頭の中にこびりついてるのかも・・・
学生の街と呼ばれる京都には不思議と無い気がします(^_^;
大阪では 吹田の 関西大学 これは駅から正門まで まんま学生街ですよね 大好きな光景です
あと 近畿大学もそうらいしけど なじみがありません
千里ニュータウンに 学生街があったなら どんだけ楽しいかったろうなぁ~(^^)
あ・・・ 昨日 ジャスコ南千里店の3Fの本屋さんの
レジ横に 産木民彦さんの 「千里山」
どんと積み上げてあり 見本があるも ぼろぼろでした
多くの方が 手に取られるのでしょうか?
なんか うれしくてなりませんでした(^。^)
学生をやるかどうかは別にして、人は誰も「若いとき」を通り過ぎる。だから「若いとき」を受け止める度量というか仕組みというか…が組み込まれてない町は、やっぱり何か足りないんじゃないか?と思うんですよね。今から千里ニュータウンに学生街つくるのも大改造ですが(笑)、誰もが気軽に交流できるしくみはもっとあっていいんじゃないかなあ。
それがですねぇ
ここ2週間前ぐらいから 吹田市の大学の学生さんと繋がり ぬあんとこの秋
「千里ニュータウンと万博のガイドブック」を作ると言う え?それ すいはくやん って お誘いしたら 奥居武の居た 須恵器に乾杯!のラスト 3回目にきてらしたし
先週の土曜夜 エキスポカフェに誘ったら 二人来てくれて 万博マニアの洗礼を受ける^_^;
もちろん 奥居武にも会っていただかねばならない(^^ゞ
まあ そんなこんなで 学生さんの やる気を感じ 応援したくなってます(^^ゞ
吹田市はたしか人口に占める市内大学の学生定員数が、全国で3本の指に入るぐらい多いらしいです(あとはたしか、八王子市と西宮市)。やる気がある学生さんの支援だったら喜んでさせていただきますよ。
若いのに とても儀の正しい学生さんですよ
すでに 一つ上の先輩達が 千里ニュータウンのガイドブックを作られてて 目を通しましたが いい視点でした とても やる気を感じたのか
エキスポカフェで紹介した 万博博士も 貴重な資料を貸与したり
帰宅後「これも教えるの忘れた・・・」と 私の元にメールが届き 知らせましたら
即 図書館で探すと連絡がありました
「千里ニュータウンの本」どんどん出来ると嬉しいです(^^ゞ
さて 遠方から 日食レポート 頼みますよ(^_^;
嘘 嘘 (^_^;)
「吹田市は人口に占める市内大学の学生定員数が、全国で3本の指に入るぐらい多い」
そうなんですよね。吹田には大規模な大学が3つもあります。山田駅前に青少年関連施設を建設する案が浮上したとき、山田駅は阪大、関大、学院大どこからも公共交通機関で結ばれているので、これらの大学生たちの共通の拠点として活用され、彼らが上下世代を巻き込む企画で運営してくれたら、おもしろい施設になるのではと思ったものです。
施設建設はどんどん進行中だけど、運営団体はどうなるのかな?
東部地区開発ならこれからだから、学院大中心に大学と街の新しい関係づくりができるかも・・・
あくまでも個人的感想ですが、学生個々人はやはり次々と入れ替わっていく運命なので、地域連携が継続的に定着するかどうかは、教職員の方々の「腰の据え方」がカギだろうと思います。若い学生に「…してくれる」をいきなり期待しても、なかなか難しい。世代の上下を飛び越えて巻き込み力を発揮するタフなやつは、そうそういません。地域住民のほうも即効性ばかり思い描かないで、長~い目で「育てていく」心づもりが必要なんでしょうね。でも自分が学生だったころ(もう30年前!)には地域連携とかボランティアとかいうことはすごくマイナーだったので、今そういうことにマインドがある学生が増えていることは、すごく「いい変化」だと思います。