新しい藤白台のはじまり

あけましておめでとうございます。
このブログも2006年8月にスタートしてから、足かけ5年目に突入しました!いや~1ヵ月ぐらいでネタ切れちゃうかな?その前に三日坊主になるかも…?と思いつつ、いくつ書いたかな?まだ1000は行かないかな?「藤白台」と超地元的に銘打ってみたものの、千里ニュータウン全体へ、日本のニュータウンへとテーマが広がって、でもやっぱりニュータウンで暮らしているんだよ~という足場も大切に、マクロ目線×ミクロ目線で発信を続けたいと思います!
正月なのでトップ画像も替えてみました。何度もレポートしている、北千里駅前、藤白橋を渡ってすぐの「公社A棟第一期建替工事」。12月にいよいよ足場を外し始め、これはお正月にあわせて外観お披露目かな?と思ったのですが、西側の棟(新しい「2号棟」になります)の南側だけ足場を残したまま、あとはお楽しみ~で年を越しました。
2010年の藤白台。いろいろな建替計画が同時進行しつつあります。
●公社A棟は第一期が完了。引き続き第二期(A23棟-A26棟)の建替に着手。
●府営B棟も第一期工事に着手予定。
●ふじしろ幼稚園が春から一年かけて建替予定。
…と、このあたりまでが見えているところで、ほかには国循がいったん現地建替で決まったものの吹田操車場跡地への移転話が出てどうなるのか?とか、北消防署が老朽化してきたとか、吹田市にひとつしかない警察署が北半分にもうひとつ必要ではないか?とか、コミュニティセンターを設置したいとか、メゾネットの建替話はどうなったんだろうとか、一丁目でも残る社宅群で壊しているところがあったぞとか、まさに「一度に造った町は、一度に更新期を迎える」というニュータウン的特徴を反映するかのように、次々といろいろな話が聞こえてきます。普通の町ならこういう変化は少しずつ絶えず起きていくのだと思いますが、計画都市のニュータウン内にはいままで「余剰地」がほとんどなかったので、ひとつ空きができるとドミノ式に話が連鎖していくところもありますね。それだけ「変化」のニーズが溜まっていた…ということも言えると思います。
藤白台育ちとして願うことは、変化は止められないし、若い世代にも来てほしいし、でもあまりにも一度にいじってしまって、町として「断絶」ができてしまうことはなんとか避けたい…リニューアルが終わったら(心配しなくても、どのみち何年もかかるのですが…)人も意識も全然違う町になっていた…ということではさびしいし、「日本最初のニュータウン」が持っていた前向きな気分がもみくちゃにされて消えていくのは、それこそモッタイナイことではないか?やっぱり「ニュータウン」は物理的には「オールド」になっても、意識のうえではいつも「ニュー」を見ている町でありたいなあ…ということです。
とにもかくにも、藤白台の団地建替第一号が竣工する2010年は、藤白台の歴史で第二章幕開けの年となるでしょう。
あしたは、藤白台の高齢化がどれぐらい進んでいるのか、見てみましょう。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (2)

    • 不良中年
    • 2010年 1月 02日

    あけましておめでとうございます。
    うーん、やっぱり高い・・・(笑)
    本年もよろしくお願いいたします。

    • 奥居武
    • 2010年 1月 02日

    今年もよろしくお願いします。5階建と比べたら、そりゃあ高いですよ。26棟分を5棟に集約しようというのですから…。願わくば若い家族の声がして、今の住民も快適に暮らせる町になりますように。

好評発売中!

CITY LIFE刊のムックガイド。「歴史文化」「まちづくり」の取材が丁寧で大充実。「北千里を歩く象」の記事で協力しました。こちらから購入できます。

好評発売中!

樹林舎刊の写真集『吹田市の昭和』の千里ニュータウン部分を中心に、コラム執筆や写真のアレンジ、事実関係の確認などを担当しました。限定1,500部。書店でお申し込みください。

好評配布中!〔無料〕

千里ニュータウンの最新状況がわかる「千里ニュータウンマップ2018」の制作をお手伝いしました。このマップは南千里駅前の「吹田市立千里ニュータウン情報館」で配布しています。2013年版も在庫があります。

好評発売中!

吹田市立博物館とパルテノン多摩の2018年共同企画「ニュータウン誕生」の展示・図録制作をお手伝いしました。図録購入(吹田版)はこちら。多摩版はこちら。(内容は同じです)

アーカイブ

ページ上部へ戻る