団地生活のメモリアル…金岡団地(大阪)

南港ポートタウンに続いて、足を運んだのは金岡団地(跡)(堺市)。金岡団地は1955年にスタートした住宅公団が全国でも最初(1956年)に造ったメモリアルな団地で、すでに建て替えられ「サンヴァリエ金岡」となっています。しかし何か面影がないか探してみると…ありました!青空の下の広場に(たぶん原寸大で)再現された、当時の団地生活のメモリアルコーナー。敷地はスターハウスの形をしていて、天井や壁の上半分はなく、室内のような屋外のような…おままごとのセットみたいです。桜の花びらが、屋外に再現された畳の目にはらはらと散りかかっていました。

今と比べてコンパクトな間取りであることも、「おままごと感」を強めている理由かもわかりません。しかしその後全国に広がった「団地の夢」は、この金岡団地から始まったのです。その大規模化・システム化したものがニュータウンだと考えると、ここもまた「日本のニュータウンのルーツ」と言えるでしょう。…それにしても、全国組織で東京が本社であった日本住宅公団の第一号団地が、なぜ大阪だったのでしょう?

この投稿は2014年4月2日にfacebookに投稿した文章に加筆したものです。

関連記事

コメント

    • 藤原愛子
    • 2020年 12月 26日

    最短で契約はどれくらいの期間できますでしょうか。
    大阪の実家の母の介護のために3ヶ月程度住める部屋を探しています。
    息子や精神的なものもあり同居はできないため別居で介護できる場所を探しています。

  1. 2019年 6月 16日

好評発売中!

CITY LIFE刊のムックガイド。「歴史文化」「まちづくり」の取材が丁寧で大充実。「北千里を歩く象」の記事で協力しました。こちらから購入できます。

好評発売中!

樹林舎刊の写真集『吹田市の昭和』の千里ニュータウン部分を中心に、コラム執筆や写真のアレンジ、事実関係の確認などを担当しました。限定1,500部。書店でお申し込みください。

好評配布中!〔無料〕

千里ニュータウンの最新状況がわかる「千里ニュータウンマップ2018」の制作をお手伝いしました。このマップは南千里駅前の「吹田市立千里ニュータウン情報館」で配布しています。2013年版も在庫があります。

好評発売中!

吹田市立博物館とパルテノン多摩の2018年共同企画「ニュータウン誕生」の展示・図録制作をお手伝いしました。図録購入(吹田版)はこちら。多摩版はこちら。(内容は同じです)

アーカイブ

ページ上部へ戻る