
「いのち輝く未来社会のデザイン」という今回のテーマに忠実そうで、かつ主催側当事者に近いのでぜひ入ってみたかった「大阪ヘルスケアパビリオン」。前評判が高くて全然予約が取れなかったんですが、会場現地で(平日)午後に検索してみたら夕方入れることがわかり、急遽申し込んで体験してきました。
ここの見どころは、自分の体内年齢がわかるという「カラダ測定ポッド」。服を脱ぐとかややこしい手順抜きで心血管や筋骨格、髪、肌などのデータを測定し、項目別のスコアが出てきます。最後に有難い体内年齢のご託宣もいただけます。最初に「髪ランク」の測定があって「ヤバ!」と一瞬引きましたが、幸いにもBで通過。7項目の測定があって、10分程度かかります。
昔の万博とは違って、最近は「インタラクティブ型の体験展示」が多く、そうすると来館者をどんどん流せない…というのも予約が取りにくくなる一因でしょう。
おみくじを開くようなドキドキの数秒間があり、出てきた答えは…51歳!実年齢マイナス14歳!やった!そうじゃないかなとは思ってたんですよね~。(急に強気)
生成された「25年後の自分」が出てきて、後半の展示ではそのアバターが将来のネオ梅田やネオ夢洲を背景に歌い踊る…という大阪らしい娯楽的演出もあり、かつ自分のウイークポイントを改善するにはどうしたらいいか?というアドバイスもあって、楽しみながら健康への意識が高まる仕掛け。よくできた展示だと思いました。
急にシビアなことを書くと、都道府県別の平均年齢では、大阪は男性41位、女性36位と、かなり成績が悪いのです。一方北摂の各自治体は平均寿命は全国でも有数の好成績で、府内格差が著しい状態です。そこまでわかっていて、万博やって「いのち輝く」と言ってみても「足元ができてない」ことになりますから、大阪が、昔からの製薬や医療産業の力を背景に「ヘルスケア」に力を入れることは、とても意義があると思います。「みどりが少ない」と言われた大阪で花博をやったのと同じような「意識づけ効果」ですね。
私は「2062年(103歳)までがんばって、千里ニュータウン100周年を見届ける」ことをホラ的な目標としていますが、現時点でマイナス14歳なら(今後も医療技術は進展するだろうし)、あながちホラでもなくなってくるかも?と思いました。ミーハーは影響されやすいのです。
大阪ヘルスケアパビリオン、楽しくて中身もちゃんと詰まってるいい館です。
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