前回お届けした場所からもう少し北側、街区内のサブ基幹道路。正面奥に残された木立は1240年もの歴史を誇るアリガタ~イ春日神社の鎮守の森です。
せっかく一から新しい街区を造っているのに、サブ基幹道路になるともう電柱が林立…。街灯とまとめる工夫だけしてあるようですが…。前回ご紹介した(箕面市を東西に貫く)小野原豊中線しか、電線は地下ケーブルになっていないようです。
電線の地下化、日本では相当古くから言われているのに(芦屋の六麓荘町は1928年に地下埋設で建設しています…)、幹線道路以外ではなかなか進む気配がありません。千里ニュータウンもマスタープランを決定した1960年の新聞報道に「都市美観を出すため地上には電柱を一本も立てぬ地下ケーブル式」なんて書かれていますが実際はそうはならず、主要幹線道路のみの地下化にとどまっています。
一度まちを造ってしまったら、あとから地下にすることはほぼ現実的に不可能と言ってもいいぐらいですが…。震災の時に地下ケーブルは日本ではやはり弱い、という議論もありましたが、しっかり造ってあればむしろ架空式より安全という説もあり…シロウトにはよくわかりませんが。
この地域の区画整理事業の全貌は、こちらに詳しく出ています。
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