地域の記憶を写真で共有する(北摂アーカイブス)

千里ニュータウンでの地域活動に関わるようになって16年半。この間、大量に扱うようになったのが「地域の写真」です。自分でも(このブログのためにも)撮るようになりましたし、人が撮ったものを展示やサイト・印刷物などに使わせていただく機会も増えました。デジタル化の進展によって「写真の共有」は、はるかに容易になりました。

豊中市と箕面市では、図書館がリードし、市民が主体になって「北摂アーカイブス」というネット上の写真館を2010年から運営してこられました。そこに今回、吹田市側も含めた千里ニュータウンの写真を合流させ、公開が始まりました。地域の方には印象も強い、産木民彦さんの写真集『千里山』からの161枚です。1964年から1970年まで、千里丘陵が一番ダイナミックに変化していた頃の記録です。

この合流作業を、私もお手伝いしました。写真が「いつ」「どこで」撮られたものか…その鑑定作業は枚数が大量にあるほど相互の関係で手がかりが増え、精確にできるようになります。

その時代の千里丘陵は、日本で最も急激に変化したエリアだったと言っていいでしょう。大規模なニュータウン開発に万博が続き、のどかな里山は未来都市に一変しました。今のように緑もなく、荒々しい未開地でしたが日本離れした魅力がありました。

「北摂アーカイブス」は、豊中市と箕面市で始められましたが、やがてエリアを他市にも広げることを想定して「北摂」と名づけたそうです。今回、千里ニュータウンや万博から、吹田市側にも広がることになりました。

まだまだ地域に眠っている写真は多く、公開には権利関係の処理が必要なため、時間がかかります。地道にコレクションを拡大していきたいと思います。

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