1日ボランティアで行ってきた石巻の様子をお伝えします。石巻の中心商店街。このあたりは河口に近く、2メートルぐらいの津波に洗われました。建物自体は残っていても、1階部分をベニヤで打ち付けた建物が目立ちます。ごくまれに開いているお店もありますが、まだほんの一部です。
現地に住み込んでいるいくつかの若い活動グループが、いろいろな企画を立てたり、遠くから来るボランティアを受け入れて現場に割り振るなど、頼もしい現実的な動きをしています。こういう点は、あきらかに「阪神」の時より進んでスマートになっていると感じました。ネットの活用も、はるかに進んでいます。東京など遠くから来た人も、里帰り組もいるそうです。彼らの話では…見てもわかるのですが…がれきの撤去はかなり進んできたものの、とにかく「人」がいないことが大問題だそうです。
震災前から…多くの地方都市で起きているように…郊外の大型店に人の波が行ってしまって、中心商店街の空洞化は進んでいたそうです。そこへ津波が来て、決定的に戻りにくい状況ができてしまった。ボランティアでも観光でもいいから、とにかく人に来てほしい…人が来れば、カネは落ちるしにぎわいも出る。しかし今のままでは…というお話でした。 (つづく)
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