母校の小学校の評議員会に行ってきました。同じ町に55年も住んでて小学校の目の前にいるから、そういうお役目も回ってきたりします。のどかに見えるニュータウンも、世の中の流れと無縁ではいられません。そのことをちゃんと先生が認識しているならば、まずは信頼感が持てます。
ここ数年の小学校教員のトレンドは、団塊世代が大量退職した後で、一挙に若返っていること。20代がずいぶん多いという話でした。最近の児童の親は昔より年齢が上がっていることもあって、先生のほうが親よりずっと若くなって「人生経験負け」してしまうこともあるとか。
…でも、はるーか昔、僕がこの学校で小学生やってた頃は、やっぱりそうだったのです。ニュータウンの新設校で、新卒の(団塊世代の)先生ばっかりで、「30代の先生」は先生の中でもベテラン感をかもしだしていました。それがいつのまにか(親は入れ替わるけど先生は入れ替わらないので)先生がおじさんおばさんばかりになってしまい、体力的にきついとか、そういうことが心配されるようになり…それがここへ来て、また形勢逆転。校長先生は「先生が若くて…」と心配されるけど、若い先生はネットにも詳しいから、「うちの子はスマホばっかり見てて…」と心配する親から端末を借りてペアレンタル・コントロールをさっと設定してあげたり、そういうとこは頼もしい。…って言ってる校長先生が、僕より(たぶんかなり)若いんですけど!
校長室にずらっと掲げてある20人近くの歴代校長先生の写真の額の、はじめのほう数人と最近の数人を存じあげてるのは、タイムワープ感満載。はじめ半分はモノクロ写真で、途中からカラーになる。「おじいさん」だと思っていた自分のときの初代校長先生も、今の僕より若かったんだろうな~。その頃は55歳定年だったんじゃないだろうか?1年のときの担任の先生は、新卒2年目でしたが満州生まれでした。一つ運命が狂えば、残留孤児になっていた世代です。
満州からスマホまで。ニュータウンも歳月を重ねました。ここでの自分の役割は「歴史の生き証人」?
この投稿は2019年6月3日にfacebookに投稿した文章に加筆したものです。
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