万博こんなことになってます

もう入場予約を取ることすら超難関となっている終盤の万博。だから早く行っておきましょうとあれほど書いたのに~…と言いつつ、私自身も全館達成してから気が抜けてしまって、行くに行けない状態になっています(最終日だけずっと前に押さえました)。

…と思っていたら、とある高齢VIPの方を車椅子でお連れする…というスペシャル・ミッションが回ってきて、この混雑の中でお役を果たせるだろうかと緊張しつつ、もう少し会場も楽しみたいし、9月23日に行ってきました!

スペシャルなので、施設から介護タクシーで西ゲートへアプローチ。慣れている運転手さんでよかった~と安心したのもつかの間、西ゲートではタクシーがずらりと「降車場所待ち」をしているではありませんか。都心から会場までタクシーで行ったら万円コースだというのに、電車は超満員、シャトルバスも要予約となっては、「もうタクシーしかない!」という人も多いようです。万博会場に「つける」にはドライバーも所定の講習と登録が必要で、拾ったタクシーに「万博行って!」と言ってもどのクルマでも行けるわけではないそうです。

会場貸し出しの車椅子は「在庫なし」になっていました。予約はできないのです。どうしても必要な人は家から乗って(押して)くるだろう…という考え方かもしれません。

多くのパビリオンで親切にしていただきましたが(それでもイタリア館はムリだった…)、お疲れになるといけないので午前中で退出。数時間でも喜んでいただきました。

車椅子を押していると、路面のちょっとした凹凸や傾斜がすごくよくわかります。大リングの上の板張りのほうがちゃんと平らになってましたね。車輪は急に止まれないので、直前を横切られるとヒヤッとします。皆自分のことに必死でそういうことをする人が多いのは気づきでした。

さて入場者のほうですが。、夏になってから(平日の学校招待が終わって)週末に混むパターンになっていたものが、9月後半からは「曜日を問わず混んでいる」連日キャパいっぱい状態に。「入場予約が取れない」という時点で、実質上の入場制限になっています。

想定の2,820万人行くのか?問題は、「関係者抜きでは行かない、関係者コミなら行きそう」という線が見えてきました。しかしそもそも2,820万人の想定は関係者抜きだったのか、コミだったのか、カウント方法があいかわらず混在していて、よくわかりません。「来場者2,500万人達成!」というリリースはオール込みでカウントしているし、「愛・地球博を超えた!」というメディアの報道は関係者抜きでカウントしています。

巨大イベントだけに全体の整合性はないまま、会期は最終盤になだれこんでいく…という感じです。とにかく事故がありませんように!

とほほほ~予約サイトに入るのに5万人待ち!

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

好評発売中!

幕末から大阪・関西万博まで。日本と博覧会の関わり・ウラオモテが多面的にわかる!貴重な図版多数。1970年当時の万博少年として、私の証言も採録されています。こちらから購入できます。

好評発売中!

ランドスケープの観点から「万博レガシー」を考える特集号。超豪華メンバーにまぜていただき、千里万博の近隣住民として60年にわたり変化を見てきた私の講演録も出ています。こちらから購入できます。

好評配布中!〔無料〕

千里ニュータウンの最新状況がわかる「千里ニュータウンマップ2018」の制作をお手伝いしました。このマップは南千里駅前の「吹田市立千里ニュータウン情報館」で配布しています。2013年版も在庫があります。

好評発売中!

吹田市立博物館とパルテノン多摩の2018年共同企画「ニュータウン誕生」の展示・図録制作をお手伝いしました。図録購入(吹田版)はこちら。多摩版はこちら。(内容は同じです)

アーカイブ

ページ上部へ戻る