「千里の竹あかり」をご存じですか?

毎年10月に北千里体育館裏の竹林で行われている「千里の竹あかり」も、今年で6年目。ここも藤白台五丁目です。
まだ若いイベントなので住民でも知らない方も多いかもしれませんが、3500本の竹筒にローソクを入れて竹林の中に配置し、その間を歩いて幽玄な雰囲気を楽しむ…という催し。3500本ですよ!
僕は今年は行くの忘れてしまって、この写真は去年のですが、夜のイベントなのに家族連れがたくさん歩いて来ていました。「かぐや姫」気分満点
千里丘陵…と言えば開発前のイメージは竹林竹林竹林…(詳しい方によればそれも明治以降だそうですが…)。「佐竹台」「竹見台」「千里山竹園」「竹谷」なんていう地名もあります。今もニュータウンを囲むように竹林は残されていますが、竹はメチャクチャ成長が速いので、人間が適宜「間引き」して密生しすぎないように保たないと竹林全体が弱ってしまいます。(番傘を差してスーッと間を通れるぐらいにするのが理想的だそうです。)ニュータウン界隈ではいつしか「竹」をテーマにした市民活動グループが生まれ、間引きした竹を使っていろいろなグッズや御輿を作ったり、竹林への関心を高めるイベントをやろうと市も動き…。
千里丘陵の竹林は1982年には「日本の自然100選」にも選ばれていますが、宅地開発で徐々に減りつつあるのが実情です。
竹林を開発して造った町に住んでおきながらこんなこと言うのはまったく勝手なのですが、これ以上減らさないでほしいなあ。竹がない千里は千里じゃないゾ。こんなイベントで竹と住民の絆が深まればいいなあと思います。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

好評発売中!

CITY LIFE刊のムックガイド。「歴史文化」「まちづくり」の取材が丁寧で大充実。「北千里を歩く象」の記事で協力しました。こちらから購入できます。

好評発売中!

樹林舎刊の写真集『吹田市の昭和』の千里ニュータウン部分を中心に、コラム執筆や写真のアレンジ、事実関係の確認などを担当しました。限定1,500部。書店でお申し込みください。

好評配布中!〔無料〕

千里ニュータウンの最新状況がわかる「千里ニュータウンマップ2018」の制作をお手伝いしました。このマップは南千里駅前の「吹田市立千里ニュータウン情報館」で配布しています。2013年版も在庫があります。

好評発売中!

吹田市立博物館とパルテノン多摩の2018年共同企画「ニュータウン誕生」の展示・図録制作をお手伝いしました。図録購入(吹田版)はこちら。多摩版はこちら。(内容は同じです)

アーカイブ

ページ上部へ戻る