友達の家が売りに出ていた。
- 2007/6/23
- 藤白台
- 戸建
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ある日なにげなく不動産情報誌を見ていたら、友達の家(戸建て)が売りに出ていたのでビックリ…。
友達はもう20年も前に結婚して今は首都圏住まい。兄弟も独立して、ご両親だけが千里NTでお住まいなのでした。何年か前に友達から、「両親も持病があるし高齢化して心配なので、思い切って千里ニュータウンの家を売り、首都圏で引き取ることにした。断腸の思いで家を売ります。そのほうが自分が安心できるのです」と、やや自分を責めるようなメールを貰っていたのです。…というわけで事情はあらかじめ知っていたのですが、いざ広告になっているのを見ると、僕も心が痛むのでした。
小父さん小母さんの心映えがわかるような、素敵なサンルームと大きな桜の木があるお家でした。数ヵ月後のある朝、大きなトラックが来て荷物を運び出していきました。無事売れたのでしょう。大きな桜の木はどうなるのでしょう?
…といった話は、今の藤白台にはいくらでもあります。郊外の丘の上の芝生がある一戸建てを買ったときは、誰もがそこを終の棲家だと思ったのではないでしょうか?昔話題になった「住宅すごろく」なら、一戸建て分譲は「あがり」です。でもその先が、まだあるのです。
これはとても重い話で、何ヵ月もブログには書けませんでした。でもしっかりと見なくてはいけない現実があります。団地だけでなく、一戸建てでも、藤白台の変化は続いているのです。(写真は文章とは直接関係ありません。)
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コメント (4)
私はよく高齢者福祉施設へ行くのですが、ニュータウンの家は積み石が多く、階段があり年寄りには不便とか、坂道が大変、買い物するお店が身近にないとか聞きます。若い頃は住み易かったけど、高齢になると思わないところが大変みたいです。
段差問題は本当に大変です。でもNTは道が広くて事故の心配が少なく、環境、病院などの都市機能から考えても高齢者にとって決して不利な条件だけではないと思います。要はNTであるかどうかに関わらず、離れて暮らす親が高齢化したら子世代はどうするか?というテーマなんじゃないでしょうか。せめてどの町にも信頼できる施設があれば…と思うのですが、この「信頼できる施設」をどう探せばいいのか、それがさっぱりわからないのですよね。この情報氾濫時代に、欲しい情報が本当にわからない。コミュニティの情報網は本当に大切だと感じます。
私に吹田市内の高齢者福祉施設のことなら聞いてください。特養・老健などに、月の半分は訪問しております。ハードばかりがいいところが増えましたが、ソフトが・・など。事業所のガイドブックも吹田市から委託されて制作したんですよ。
おお!頼もしい!みっちゃんさんにどこに行くと会えるのか…?このブログのリンクの中の「たんぽぽブログ 吹田」を見るとわかりそうですね…