タクシーという足
- 2009/10/23
- ニュータウン内, 千里ニュータウン
- 交通, 高齢社会
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PCの前に長時間座りすぎがたたったのかニュータウンめぐりの運転がこたえたのか足腰を痛めてしまい、何日間かけっこうタクシーのお世話になりました。(数日はほんとうに這うようにしか歩けませんでした…)
北千里駅前に乗り入れているのは看板にあるように吹田交通、日本タクシー、阪急タクシーの3社。千里中央には他社や個人タクシーも入っていますが、この3社が千里ニュータウンでは昔からメジャーです。大阪のタクシーはハイヤーを兼用できるようにしている会社が多く、落ち着いた色合いがほとんど(ここが東京と大きく違う)。千里では日本タクシーのエンジが一番派手で、吹田交通も阪急タクシーも黒塗りです(昔は吹田交通は白、阪急タクシーは上半分が黒+下半分がオレンジでしたが…)。
運転手さんはおおむね親切で、だいたいの道を言ったら正確に運んでくれるので助かります。電話をすればだいたいすぐ来てくれます。千里は道も広いし住所の付番も整理されていて営業しやすいでしょうね。
カメのようにそろそろと足を運んで乗車したら「お客さん、この数日で足痛めはったでしょ」と運転手。「なんでわかるんですか?」と聞いたら、「元から足がわるい人はそれなりに動作の流れがあるけれどお客さんは動きがぎくしゃくしてるから」だそうで、さすがに運転手さんの観察眼はするどいです。高齢化している町で、タクシーの役目は重要だなあ。
生前の父が80代後半になってもマイカーの運転をやめずに心配していたころ、マイカーを手放したらどれだけタクシーに乗れるか試算したことがあります。駐車場代が近所の相場は月15,000円、税金と整備費とガソリン代と…と計算したら、「タクシーは贅沢」なんて言うけれど、日常的に乗りまくるのでなければマイカーより安い。運転手つきのカーシェアリングだって考えたらいいんじゃないかなあ?…でもやっぱり空車がないときもあるし、自由が制約されるような感じがするんでしょうね。とくに帰りが、呼ばなくてはなりません。
高齢になってクルマの運転も難しくなった人がタクシーを使いやすいように、割引制度とかサービスとかいろいろ工夫してほしいものです。
コメント
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コメント (2)
はじめまして。
一年間の車の維持費は結構なものですが、車は所有する楽しみもありますから悩むところです。
ところで、お体の具合はいかがでしょうか。
早く良くなってください。
ようこそ285さん。個人タクシーの運転手さんなんですね。ブログ面白いですね。「働くおじさん」のブログ版のようです。タクシーの運転手さんは地域をくまなく見て回っているわけですね。前に住んでいた小さな町(芦屋)では、マンションの名前を言うだけで「東の入口ですか?西の入口ですか?」と聞かれるぐらい、運転手さんは一つ一つの建物をよくご存知でした。都市によっていろいろ工夫されているようですが、とある地方都市では「お乗りになる必要はありません」という不思議なキャッチフレーズのチラシがあって、要は、荷物を届けるのにも使ってください、ということでした。法律的にどうなのかわからないですが、面白いサービスだなと思いました。個人タクシーは一人で始められる公共交通という意味で、面白いと思います。どうぞお仕事頑張ってください。