こちらは古江台。藤白台一丁目の交差点から古江台センターに上っていく坂道の途中です。メタセコイアが団地のカーテンみたいですね!
メタセコイアという木は、絶滅と再発見の物語があり、「生きている化石」と呼ばれるほど幹はごつくてシーラカンスっぽいのですが、なぜか葉はやわらかくて繊細で、とくにこの新芽の季節はレースのカーテンのように景色をやさしいステージに変えてしまいます。
年季が入って黒っぽくなった団地を背景に撮ると、新緑がより鮮やかにうかびあがって絵になるんですよね。計画して造ったニュータウンに、計画して団地を建て、計画してメタセコイアを植えたわけですが、こんな景色になることは誰も想像してなかったんじゃないかな。
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コメント (6)
記事とは全く関係ない話題ですが、今日の夕方のニュースで去年に引き続き、千里ニュータウンのタケノコ泥棒の話題してましたね。グーグルで確認したところ、なんだか高野台の千里緑地だったような・・・いずれにしても吹田市の市有地ですから、ホントに腹立たしい事です。タコノコは近くの福祉施設に送られる予定だったようです・・・良心を疑います!!!
けしからん話ですね。毎年話題になるというあたり、ますますけしからん!ニシキヘビにでも天罰くだしてもらいたいものです。あるいはもっと怖い竹林の妖怪とか…。そんな話を誰か作らない?竹林は原野と違ってすごくまめな手入れが必要で、つまりタケノコ一本にもかなりのコストがかかっているんじゃないでしょうか。
先日、僕も古江台のメタセコイアを写真におさめてきました。外国にいるような感じでした。まちが作られてから40数年、木々も成長し、どれも立派です。こんなまちは、他にはないので大事に残していければいいなと思います。
最近よく思うのですが、公社の団地の立て替えが進められていますね。何だか“らしさ”が薄れていくようで、寂しい感じがします。個人的には、ドイツの合理的なモダン建築を思わせる外観は(ベランダ側ではない方から見れば)とても気に入っています。老朽化、経済効率の悪さなどありますが、1棟1棟なくなる様子は見ていられません。昔のものを大事に使うという発想を少しは持って欲しいと思います。
潰すのは簡単です。誰でも出来ます。まずは現状にあるものをどう活かすかがとても大事だと思います。
藤白台公社の建替は第二期分の退去が終わり、いよいよこれから壊し始める段階ですね。府営もB1棟とB3棟の退去が終わったようです。公社と府営の建替手法については、大雑把に言えば高層化して余剰地を作り、余剰地を民間に売って建替費用を出す…という手法が採られています。千里ニュータウン以外の初期の公団団地でも、全国で同様の手法が見られます。しかし僕が懸念するのは、最後にその余剰地を誰かが買わないと、この作戦は完結しないのです。都心にタワーマンションが続々とできて、千里より外側の郊外にまだニュータウンを造っていて、千里ニュータウンの戸数も増やす…。それを同時に大量にやって、はたして成り立つのか?僕は今のニュータウンが昔よりかなり人口が減っていて、人口が減るとお店や学校、コミュニティの維持にも問題が出てきますから、「新しい人が来られる」余地をつくることも大切だと考えていますが、これほどの大規模な建替を同時進行して、はたして丸く収まるのか?とても心配です。「潰すのも実は簡単ではない」。そこにニュータウン問題の本当の難しさがあります。
初めてコメントいたします。千里が懐かしくネット検索していたところ、こちらのサイトを発見し興奮気味です(笑) たくさんの画像と情報ありがとうございます。出来たての古江台で生まれ育ち、小6の途中で予期せぬ引っ越しとなったため今でもかなり未練が残っています。まさにこのメタセコイヤを見て育ちました! 藤白台には公園を通ってピアノレッスンに通っていました。北公園のプールも懐かしいです。千里は思い出のつまった大切な町です。
コメントありがとうございます。今は遠くにおられるのですね(そういう読者の方は多いです)。千里ニュータウンはこの15年、集合住宅の建替・高層化があいついで景色は大きく変わっていますが、このメタセコイア並木と府営住宅は変わっていません。景色が変わった代わりに30代~40代の家族が増え、児童数も再増加しています。藤白台や古江台では近い将来、小学校の全学年35人学級化と重なって教室が大きく不足するという予測まで出ています。(こんな時代に!)町の景観と活気の維持の両立は難しいですが、「この町らしさ」が続くことを願って、このブログを書いています。