道を歩いていると杖をついた上品な老婦人が僕を呼び止め、声をひそめて何かを話しかけてきます。(何だろう?声が出ないのかな?)「あそこ…コゲラが巣を作っていますよ…」…と見ると…おお~激しくくちばしでつついて、街路樹に穴あけ作業の真っ最中。鳥を驚かさないように声をひそめていたのか…。
「5月頃になったら雛が入っていますよ…」「ギ~!って鳴くんです…」この方、鳥にはだいぶくわしいようです。「枝が少しおおいかぶさって雨が入りにくい場所に穴をあけるんです」「首が痛くならないのかしらね?」
と、通りがかりの知らない僕に教えてくださるような方がいる、この町は、やっぱり、好きだな。鳥も人も、春です。(コゲラは日本最小のキツツキだそうです)
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。