読者の皆さんのご無事を祈っています。
- 2011/3/13
- 災害体験
- 震災
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今回の大地震はあまりにも状況が大きく、読者の皆さんのご無事をただ祈っています。
一般的にニュータウンは道路も広く、建物も普通の町よりは新しいため地震には強いと言えると思いますが、このブログをお読みいただいている方には被災地のまっただなかにお住まいの方もおられます。
阪神大震災を芦屋で経験した私には、被災地から離れた場所にいる人間が、被災地の状況を想像することの難しさだけはわかっているつもりです。ほんとうのことは、経験しないと、わからない。目の前にないことに思いをいたすとき、まさに「人間の想像力」が問われるわけですが、それは本当に難しい。しかし人には難しくてもそれを要求されるときがあります。
写真は昨年4月、仙台のニュータウンを訪問した帰りに撮った夕暮れの仙台空港。屋根のカーブと夕空のコントラストが美しく、思わずシャッターを切りました。
被災地でお過ごしの方には、どうぞくれぐれもご自愛ください。ご自分がそこにいることを、どうぞ責めないでください。生命の危険が去ったあと、心身に無理が出がちです。人間はそういうふうにできています。いまいのちがある方には、たくさんやることがあることと思います。どうぞ目の前の人を大切に。
多くの「ニュータウン」を見てきた私には、町を造ることは人間の本能であるように思えますし、それが何度でもできるのが人間のすごいところだという思いを深めています。
コメント
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コメント (2)
阪神淡路を経験されたからこそ出てくる心のこもった言葉ですね。
関東に育った私でも今まで経験したことのなかった大きな地震でしたが、パソコンが落ちて液晶が割れ、本体も使用不能になった位で被災地の方には申し訳ないくらい被害は少なかったです。
今回の地震で心身ともに大きな被害を受けられた方々にお見舞いをするとともに亡くなった方に心からお悔やみいたします。
今回の事態は「阪神」を大きく超えるスケールで、質的にもかなり違った展開になってきています。首都圏の節電生活、被災地の避難生活も相当の長期になるのではないかと覚悟したほうがいいでしょう。最初は気が張っていてだからこそ乗り切れる部分もあるのですが、やがて疲れが出てきます。しかしそういうメカニズムをあらかじめわかっていれば、「疲れない」ことは無理でも必要以上の消耗はある程度抑えられます。大きな余震も続いていますから、絶対に家具が倒れる場所には寝ないで、デマに気をつけてお過ごしください。埃が舞いがちなので、のどに気をつけてください。靴下は二重に履いて、スリッパはいつも手近に。足の裏を切ってしまうと、あとの行動が制約されてしまいます。