藤白台の「G」とは?
- 2007/2/7
- 藤白台
- まちあるき, まちの記憶
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団地の棟名など、千里ニュータウンには時折アルファベットの記号が使われますが、藤白台全体が「G」という記号で語られることがあります。三丁目公社のA1~A18棟は「千里丘陵G団地」という名前だし、電柱にもご覧のとおり…。
Gって、何よ?
これはニュータウンの開発当時、町名が決まるまでの符号として、全部で12ある「住区」にA~Lの記号をつけ、「A住区」などと読んでいたなごりです。このアルファベットは、ほぼ開発予定順に振られました。全部書き出すと、●A住区=津雲台 ●B住区=高野台 ●C住区=佐竹台 ●D住区=竹見台 ●E住区=桃山台 ●F住区=青山台 ●G住区=藤白台 ●H住区=古江台 ●I住区=新千里北町 ●J住区=新千里東町 ●K住区=新千里西町 ●L住区=新千里南町、というわけ。用地買収などの関係から実際の開発順はやや変わって、C→B→A→H→G→F→I→J→D→E→K→Lと、8年間かけて開発が進められました。
新千里東町の東丘小学校の校章には、この「J」というアルファベットが取り入れられていますが、最近の若い先生は誰も由来がわからなかったとか…。「この町はJでした」って言われても、普通の町の感覚では????でしょうね…。
アルファベットでもつけとかないと、分譲の書類を作るにも呼びようがない…。町名はある程度町の基盤ができた時点で決められたので、土地譲渡の書類は開発前の旧大字名で作られているのを見たことがあります。
千里ニュータウンにお住まいの方は、お近くの電柱の記号をチェックしてみてください!
コメント
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コメント (4)
ややこしいんですが(^_^; 津雲台の大阪府住宅供給公社のA棟は
正式名称は「千里丘陵C団地」と契約書類に書いてあります ややこしいんですよねぇ~
さて 今夜の 博物館盛り上げ市民の会は 少し寂しく14名 でも カメラクルーに 学芸員さん4名 他 講座室に人はたくさんいましたぁ(^^ゞ
先日はブログのご講評等いただきありがとうございました!
地域の歴史とかって、ほんの数年前のことでも分からなくなってしまうもんですね。
歴史を専攻したとき、「歴史とはなんぞや」という命題につまりましたが、今、こうして打っている間にも、打ったものが歴史となっていくのだと考えるようになってきました。
ちょっとした日常的なことほど、記録と記憶のカケラからこぼれていってしまいがちですよね…。でも地域とか歴史とか時代のリアリティを再現しようとしたら、けっこうそういうディテールが大切な気がします。
公社(A棟)の団地ネーミングは、佐竹台に「千里丘陵団地」「千里丘陵B団地」があり、津雲台に「千里丘陵C団地」があり、住区のアルファベットとも完全に一致してないのですね。藤白台の「千里丘陵G団地」と、青山台の「千里丘陵F団地」は、住区のアルファベットと一致してるのですが、棟名は「A」だから混乱しちゃいますよね。