公園のチューリップを住民が植える

きょうはあいにくのお天気でしたが、珍しいイベントがありました。
これから公開される公園に花壇を作って、住民が自由参加で2000個のチューリップの球根を植えよう!というイベントです。
藤白台の北半分に広がる千里北公園は、ものすごく広くて気持ちがいいのですが、実は公開されているのは西半分と水遠池(ずいおんいけ)周辺だけ。東半分の一部は、開園以来40年間非公開のままでした。
この一角には、千里ニュータウン中の街路樹の苗木を育てた苗圃(びょうほ)もあり、いわば千里の街路樹のふるさととも言える場所です。立入禁止のためあまり人に知られることはありませんでしたが、40年間、緑は大きく育ち、ブローニューの森…は言い過ぎか…(行ったことない)ナカナカ立派な森に育っていたのでした。吹田市ではここを再整備して公開しようと準備を進めていて、そこに「住民参加」の方法を取り入れているということです。
もう何度もワークショップが開催されているようですが、前回は花壇の枠を作って、きょうはいよいよチューリップの球根植え!千里に多い集合住宅の子供が土に親しむ機会にもなるし、公園が公開されたらその花壇は自分の庭のように愛着もわくわけですから、グッド・アイデアですね。
大量の球根を行儀よく並べて植えるために糸を張った枠も用意され、球根もさすがに立派なものでした。7列×7行=1枠49個の球根を40枠ぐらい…(1枠やるだけでけっこうシンドイ)。市の緑化公園室の人も大変だなあと思いました。花壇に花が咲いてたら、それは勝手に咲いてるんじゃなくて誰かが植えて世話をしてるんですよね。

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