スウェーデン・タウン?
- 2006/12/16
- 藤白台
- まちあるき, 団地
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藤白台三丁目の南半分と一丁目の北半分は、「B棟」府営住宅です。千里ニュータウンの府営住宅の並び方には、大きな特徴があります。
…地図を見ると、敷地を囲むように建物が建っていて、南北方向に長い棟もありますね。この囲み型配置は、日本の団地としてはとても珍しいのです。
多くの日本の団地は、全棟が東西を長手方向にし、南向きにベランダを持ってくる南面並行配置が圧倒的です。千里ニュータウンでもA棟・公社住宅やC棟・公団住宅(現在のUR)、D棟・給与住宅では原則この「南面並行配置」を採用していますが、B棟では「囲み型配置」が多く採用されました。
囲み型のどこがいいのか?と言うと、建物で囲んだ内側を共通の庭のように使い、そこにはクルマも入れないようにして広々と子供に遊んでもらおう、ご近所の交流スペースにも使ってもらおう…と、そういう設計者の狙いがありました。
阪大の先生によれば、この配置はヨーロッパに多く、スウェーデンの集合住宅を参考にしたとか。藤白台とスウェーデンの団地は姉妹都市とも言えるのかも…?
実際には中庭が足りなくなった駐車場に転用されたり、高温多湿の日本では西向き棟が夏に暑かったり西日がきつかったりということがありましたが、1995年から建設された千葉の海浜幕張の集合住宅では、ふたたびこの「囲み型」が採用されました。
スウェーデンの団地とやらを見てみたいものですね。
コメント
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コメント (6)
この写真の左下あたりがスペースになっていますが、今は府営団地ではない民間のマンション(?)が建っていますよね? ここは私が小さい頃は小高い山になっていて小さな森みたいになっていました。奥には小さな池があって「底なし沼や~」言って池の中には入らなかった記憶があります。この山の地面は粘土質でよく掘って遊びました。また、この辺りには「カナヘビ」がたくさん棲んでいましたよ。
千里NTはひと皮めくれば今でも「粘土!」です。あれ、雨が降ると滑るんだよね。小さい頃、粘土の小片に水をつけて(正確にはツバ)磨くとぴかぴかの光沢が出るので、面白くて遊んだものです。粘土の宝石。最初の頃はヘビもいたなあ。3回ぐらいしか見たことないですが…。できかけのNTには、あちこちに探検場所がありましたよね。
カナヘビは、いっぱいいたよね~。小学生の頃は、いつも誰かがつかまえて持ってたような・・・
ヘビは、数回、ぬけがらを庭の隅でみかけたぐらいかな。
あっそうか!カナヘビはヘビじゃなくてトカゲの一種ですね。それなら3回どころじゃなく見ました。混同するところでした。でもトカゲも最近見ないなあ…。公社の斜面緑地には最近リスがいるらしいですが…。
囲み型の「大後輩」(そんな言葉があるのか?)にあたる千葉の海浜幕張の集合住宅は、「幕張ベイタウン・パティオス」と言うようです。画像検索してみたらずいぶん千里と趣は違いますが…パティオは中庭ってことですね。
藤白台には団地以外にも囲み型配置になっていめところがあったような気がします。
また記憶違いかもしれませんが、近隣センター近くの医院が集まっているところも囲み型配置ではなかったでしょうか~ (@_@)
あと二丁目の一戸建ても囲み型配置になっているところが1、2個所なかった?
また、記憶違いならごめんなさい。