千里ニュータウン開発記録映画から(9/2・吹田市立博物館で上映!)
- 2007/8/19
- 千里ニュータウン
- まちの記憶, イベント
- 4 comments
これはどこだか、わかりますか…?1964年制作の記録映画「千里ニュータウン」(企画:大阪府企業局、製作:日映新社)からのひとコマです。
はい、答えは藤白台一丁目の交差点を南東から北西方向に向かって撮った映像。背後は古江台です。左遠方に古江台小学校のギザギザ屋根が見えていますね。手前の阪急バスが走っていく未舗装の道が、現在の「千里けやき通り」(府道119号線)です。すごく今と違うのは…なんと阪急電車の土手がありません。水たまりです!これからここに土手を築くのです。古江台の府営住宅も、古江台センターに上っていく道の右側、四丁目だけが出来ていて、左側の五丁目はまだ姿がありません。メタセコイアの並木も、まだありません。建設のための飯場や杭打ち現場から出る煙が見えます。
この貴重な映像は、吹田市立博物館で、9月2日(日)13:30-16:30の上映会で見られます。当日は1961年から1982年にかけて作られた千里ニュータウンの記録映画を6本、まとめて一挙に上映!…不肖わたくしの解説も付きます。
●「ひらけゆく千里丘陵-計画編」(1961年・23分)
●「ひらけゆく千里丘陵-建設編」(1962年・15分)
●「千里ニュータウン」(1964年・21分)
(休憩・後半は15:00上映開始)
●「千里ニュータウン 生きている人工都市」(1968年・20分)
●「千里ニュータウン その都市構成」(1970年・27分)
●「千里ニュータウンとその背景」(1982年・20分)
場所は2階講座室。入場無料。途中入場・退出もOKです。アクセスはこちら。
千里ニュータウンや藤白台の計画から買収、建設、誕生、成熟まで…この6本を見れば一日で「ニュータウン博士」になれます!なつかしくて珍しい映像が満載!お誘い合わせのうえぜひお越しください。
※この上映会は映画を所蔵する大阪府公文書館の承諾を得て行われるものです。画像の再利用はできません。
コメント
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コメント (4)
いいですね~このひとコマ!特に阪急バス、これがポイントですね。9/2楽しみです。
はい!お待ちしています…。「離婚カクゴで福島県から来る人もいる」って博物館ブログ(右リンク参照)で宣伝文句に使わせてもらってますので、当日挙手していただくかもしれません…。
いやぁ~参ったナァ、照れちゃいますねェ。
家内に「俺が育った故郷を見たいか?」って誘ったら
「40年以上経った古ぼけたアパートに興味無い」
と切り捨てられました。当日、妙に中年の哀愁を佩びたやつが居たら、そいつが私です。
もし良かったら、アルバムとか持って行きましょうか?
お荷物になるかと思いますが、よろしければぜひ!ところで阪急バスは、今も同じ色で走っています(広告バスはありますが…)。町の風景の一部として、これからも同じ色で走り続けてほしいものです。