沖縄なのに北海道みたい(石垣島・明石)
- 2008/5/8
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- 自然, 沖縄, 旅行記
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ゴールデンウィークも終わってしまったので、未練たらしく先日旅行してきた沖縄・石垣島北部の特別編をお届けします。(旅行中はケータイで繋いで千里ニュータウンの画像を沖縄からアップしてたのに…ヘソマガリ!)
牧場に馬がいるのどかな風景は、石垣島北部の明石(あかいし)という集落。地図で見るとヒシャクの取っ手みたいな部分の真ん中あたりです。この村の主産業は酪農。珊瑚礁の海に面して牧場が広がっています。よく知られるサトウキビ産業が補助金や国際競争の関係で厳しくなり、酪農の比重が高まっているとのことでした。
石垣島東部~北部は比較的観光化されていないパートで、第二次世界大戦後、入植者によって開拓された新しい村が続きます。馬や牛がいて牧場があるから…という「外見」だけでなく、開拓によって大自然の中に拓かれた…という「精神」の部分でも、この一帯は「沖縄なのに北海道みたい」なのです。
石垣島を何度も(約30回…)旅していると「北海道から来た」という観光客にわりとよく会うような気がします。最初それは「自分の町と逆のものを求める」気持ちかと思っていたのですが、やがて気がつきました。実は「自分の町と同じ要素を探しあててしまう」のではないだろうか…?(「内地」という言葉が今でも生きているのも、両者の共通点です。)
すると、ニュータウン育ちの自分がここを気に入って何度も来てしまう理由も、ああ、結局自分は「開拓地」に何か惹かれているのかも…とわかるのです。
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コメント (6)
開拓によって大自然の中に拓かれた…という「精神」の部分で、知床半島をかかえる北海道斜里町の姉妹都市は八重山の竹富町です。
http://www.town.shari.hokkaido.jp/90link/index.html
へええ、その昔スコットランドのネス湖に行ったとき、宿の息子さんが北海道へ農業研修に行っているって話を聞きましたが…(気候が近いのでノウハウに共通部分が多いらしいです)。竹富町は石垣市の隣町(石垣島を囲む離島が竹富町)ですが、交通の関係で町役場が石垣市内にあるんですよね。
ついでながら、石垣市は稚内市と友好都市関係にあります。
http://www.city.ishigaki.okinawa.jp/000000/link.htm (石垣市)
http://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/new.index/link/index.htm (稚内市)
「沖縄なのに北海道みたい。」に反応しました。
上戸彩の父親が北海道出身、母親が沖縄出身というのを思い出しました。馬鹿っぽいですがー、やたら歌が上手いのでおかしいなと思って調べたことがあり覚えていました。母方が島唄の歌い手だったのですね。
大学の後輩(かなりの美男子なのです。)で沖縄出身、北海道が今の実家、というのがいて、土木関係の仕事、ダム建設の仕事に携わられている父親を持っているとのこと。(彼の両親はご両親のどちらかが鹿児島出身で片方が北海道です。)
「沖縄なのに北海道みたい。」な人は美しいという印象が私にはあります。開拓精神、表現に対する押し出しが強いかも。美しいだけでは終わらせない、みたいです。強い。日本の両極端を見ながらも統一感あるアイデンティティを築けているから強いのかなー?この記事を拝見して思い出しました。
「美しいだけでなく、強い」という町にニュータウンがなればいいなと思います。新しい土地、新しいことにチャレンジする人たちの集まりなら、そうでないといけないですよね。
サンプルが少なくてすみません。「体験に基づく『過度の一般化』」でないことを信じて。ちなみに沖縄には行ったことがありません…、いいなぁ、旅行にいけて(笑)。上記の石垣島と竹富島に特に行ってみたいです。