照明をオシャレに!(フランス・カンヌ)

藤白台に帰ってきましたが、あと1回だけカンヌ特別編を…。
海岸ぞいの遊歩道。ちょうど夏至間近であったこともあり、午後9時ごろまで明るく、以後12時ごろまでが人出の最高潮…という宵っ張りな雰囲気でしたが、まあ照明なんかもなかなかオシャレです。足元だけを明るくして、右手の海側にあかりが漏れないように配慮されています。この晩はオレンジ色でしたが、別の日に見たらなんと七色に変化していました。置いてある椅子はブルー。沖には100坪も超えるんじゃないかという豪華ヨットがいっぱい浮かんでいて『太陽がいっぱい』の世界を思い出してしまいましたが、ブルーの椅子に座って海風に吹かれるのはタダであります。
白人の碧い眼は光をさえぎる色素が少ないので、欧米では日本より照明を暗くしないと彼らにはまぶしすぎるようですが、ただ煌々と明るくするのではない、光と影の演出は千里ニュータウンにも取り入れられたらなと思いました。日本にだって「陰影礼讃」の文化はもともとあるのですから…。

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