緑のフットパス(岐阜・可児桜ヶ丘ハイツ)

用がない外来車両の通り抜けを防ぐため、車道をわざと袋小路などに造り、その代わり歩行者だけが通り抜けられるように設ける小道が「フットパス」(foot path)。
千里ニュータウンにも数多くありますし、ニュータウンには多く造られるものですが、ここ桜ヶ丘ハイツのフットパスは、やはり芝生を張ってツツジを植えて…「緑化」という観点からは、かなり贅沢なものでした。ここは市道扱いになるのでしょうか?
「中京圏の大規模ニュータウン」としては高蔵寺や桃花台が有名で、この桜ヶ丘ハイツは本を読むまで知りませんでしたが、かなり個性の強い上質志向の町でした。この「緑の多さ」を住みこなすのは、住民にもかなりの努力が要求されると思いますが…。ふらっと行ったので自治会などからお話を伺うことはできませんでしたが、興味深いところです。バブルの頃に「豊かな日本が続く」ことを前提に造った「バブリー・ニュータウン」もありますが、ここは1974年から2008年の現在まで、長期にわたってコンセプトを変えずにこつこつと開発・入居を続けたあたり、開発者の強い信念を感じました。しかもそれが民間だというのですから…ご立派!
この町からの都心アクセスですが、公共交通機関としては「バス」が有力なようでした。多治見の市内に出るバスだけでなく、名古屋の都心まで高速で直結してしまうバスもかなり本数があるようです。片道1時間かかりますが、仕事が深夜に及ばない人ならば、こういうライフスタイルもいいのかもしれませんね。
よその町のニュータウン、とにかく行ってみるものです。次回からは藤白台に戻りましょう!

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