いま千里ニュータウン界隈で静かに話題になっているのが、この写真集。さる7月19日、わたくしは津雲台近隣センターでニュータウン記録映画上映会の解説をさせていただきましたが、このときには写真展も同時開催されました。
タイトルは「千里山」ですが、舞台は1964~1970年、千里ニュータウンと万博建設現場。一番ワサワサとブルドーザーが走り回っていて、一番変化が激しかった頃です。藤白台公社のすべり台やできたばかりの北千里駅も出てきます(駅の写真は当時を知っている人じゃないと、どこがどこだかサッパリわからないでしょう…変わりすぎていて)。
産木さんは当時関大の学生で豊津に下宿しておられ、「千里山」の奥でとんでもない未来都市を造っているらしい…と、カメラを持って工事現場を歩き回られ、建設途上の千里ニュータウンと万博を記録されました。若い眼で切り取った若い日本のある姿です。
以後、プロのカメラマンになり郷里の海南に帰られたのですが、千里の写真は若いときの習作としてしまったまま約40年…2005年になり、「これをまとめておこう!」と思い立って自費出版されました。
以後じわじわと反響が広がり…ご本人も再びときどき千里に来られ、今のニュータウンを撮られています。「あまりに変わってしまって、自分がどこで写真を撮ったのか思い出すのに苦労しました…」とのこと。
■この写真集「千里山」、自費出版なので一般の本屋からは注文できません。
■購入ご希望の方は→ 073-482-1992
〒642-0002 和歌山県海南市日方朝日丁1025 椎崎義孝さん(産木さん本名)までお問い合わせください!(ご本人の了解を得てご自宅を書いてますのでご配慮を…)
※定価は税込みで1980円。
※古江台センターの山野書店には、何冊か在庫がありました。
海南と言えば…「藤白」のルーツがある町ではありませんか!
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。