- Home
- 日本のニュータウン, 関西, 災害体験
- 仮設住宅の跡地には(芦屋浜シーサイドタウン)
超高層住区の周囲には広い空き地があり、戸建住宅の建設が進んでいました。
この一角は、阪神大震災後の数年間、家を失った人たちのための仮設住宅が立ち並んでいました(そのときの様子はこちらのサイトで見られます)。芦屋市では、都市規模がはるかに大きい神戸市などに比べ仮設住宅は早く解消されましたが、以来十数年を経て(たぶんその間は空き地だった?)、恒久的な住宅街に生まれ変わろうとしています。
千里ニュータウンでは「高層の隣には中層、中層の隣には低層」が配置の原則で、高層と低層は直接隣り合わないようにされていますが、ここ芦屋浜では超高層と低層の住宅が直接接する形になり、街区をなじませていく…というよりは、ドラマティックに対比させるような町になっています。
市域が広い隣の神戸市では、仮設住宅が元の居住地からものすごく離れた、全くなじみのない場所にあてがわれてしまった…ということも起きましたが、芦屋市では少なくともタテ3キロ、ヨコ3キロの中で土地の手配が行われました。
仮設住宅の記憶の上に、マイホームの記憶が重ねられていく…。「住宅都市」芦屋の家の物語は続きます。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。