こちらは北大阪急行の千里中央駅。来年2月、開設40年を迎えます(このホームを使うようになったのは万博終了翌日の1970/9/14から)。
地下1階の改札階から地下2階のホーム階が吹き抜けになっていたり、その間を結ぶエスカレーター(初代)は半年で消えた万国博中央口駅から移設されたものだったらしかったり、いろいろ見どころがあるのですが、一番の注目は発車メロディー。
駅で発車ベルの代わりに独自のメロディーを流すようになったのは、1990年頃、JR東日本の新宿駅あたりからだったと思います。今では全国のいろいろな駅でいろいろなメロディーを流していて、それ自体は珍しいことでもないのですが、この千里中央駅は、四季でメロディーを変えている、ほぼ全国で唯一の駅のようです(発車メロディーばかりを集めたサイトが複数ありますが、他にこういう例が出ていません)。春は「春の歌」、夏は「アルルの女」、秋は「枯葉」、冬は「たき火」。人工都市の地下駅に四季の変化を演出するというアイデアは、いかにもニュータウンらしいではありませんか。
…でも実は僕が一番好きなメロディーは、到着時に四季を問わず流れる「埴生の宿」なのです。原題”Home, Sweet Home”-「楽しき我が家」。丘の上のマイホームに帰って来られる皆の幸せを奏でていると思うと、選曲した人やこの町を造った人、住民の思いが去来して、胸がなんだか痛くなるほどです。
こちらのサイトでは、四季の発車メロディーや到着メロディーを聴くことができます。去年だったか放送設備を取り替えて、音質がぐっと良くなりました。
千里ニュータウンを出て行った友達も、「埴生の宿」を聴きに帰ってきてくれるといいなあ。

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コメント

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  • コメント (2)

    • Mukusan
    • 2009年 12月 09日

    駅のメロディが四季で変わる・・・面白いですね。
    関西の情報には疎いのでテツの一人として非常に興味深い話です。

    • 奥居武
    • 2009年 12月 10日

    Mukusanもテツだったんですね。最近はテツが再評価され喜ばしいかぎりです。関西の鉄道は面白いですよ~。千里界隈だけでも「世界最初の自動改札機設置駅」「世界最長のモノレール(あのドバイにも技術供与)」「日本最安の初乗り運賃(北大阪急行)」「日本最速の通勤電車(新快速)」など話題満載です。関東の発車メロディではJR蒲田駅の「蒲田行進曲」が僕は好きです。

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