遠くの町の仲間たち…泉北ニュータウン

全国に数ある「ニュータウン」の中で、千里ニュータウンといちばん濃い「血縁関係」にあるのが泉北ニュータウンでしょう。
開発を手がけたのが同じ大阪府企業局で、入居開始は1967年と千里の5年遅れ。まさに「弟分」で、企業局の職員には、同じ人が千里と泉北両方に関わったケースも数多くあったのです。住民のほうも、世代的に入居申込が千里に間に合わなくて、泉北に回った人がけっこういたと聞いています。
やっぱり似てますね~。これ、千里ニュータウンの竹見台と牛ヶ首池じゃないのですよ。泉北ニュータウンの竹城台と丑池(うしいけ)。名前まで見事な相似形っぷりです。5歳違いの兄弟って、若い頃にはけっこう離れて感じますが、齢を重ねると大した差ではなく、こちらでも人口減少・少子高齢化は町の大きなテーマのようです。
言い替えると落ち着いた風情が千里ニュータウンに近い親近感を感じさせる泉北ニュータウン。「再生」に向けて堺市では、千里ニュータウンの先行例も参考にしながら指針を作成中だとのことです。住民関係者が作ったこんな「学会」も活動しているようです。

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