遠くの町の仲間たち…トリヴェール和泉

泉北高速鉄道の終点、和泉中央駅を中心に広がるニュータウンが、トリヴェール和泉。1992年まちびらき。
南海電車から乗り入れる泉北高速鉄道は手前3つの駅(泉ヶ丘、栂・美木多、光明池)が泉北ニュータウンにあり、泉北ニュータウンは千里ニュータウンと違って駅ごとの「尾根筋」にハッキリと「3つの地区」に分かれているので、トリヴェール和泉はまるで泉北ニュータウン4つめの地区のように見えなくもないですが、町がずいぶん若いのと、ここは堺市ではなく和泉市です。
90年代開発の町らしく、鋭角的なデザインの集合住宅が駅前を彩っています。神戸三田のウッディタウンや、多摩の南大沢あたりのデザインが似ているような…。
「トリヴェール」は「鳥ヴェール」ではなく3つの緑という意味らしいですが(こういうネーミングの洒落かたも90年代っぽい…)、住宅だけでなく、大学と企業立地を図ったから「3つ」。そのあたりも、とにかく住宅をバンバン供給しなくてはならなかった高度成長期生まれのニュータウンと違います。
大学は桃山学院大学のオシャレなキャンパスがありますが、企業立地のほうは…かなりまだ空き地があるようです。阪和道のICがすぐで、関空も近い…というあたりが売りだろうと思いますが。
町名も高度成長期にはやった「~台」ではなく、「いぶき野」「はつが野」「まなび野」「あゆみ野」と、平坦地が狭い関西ではやや珍しい「~野」ネーミング。「~野」は東急田園都市線沿線のようですね。南大阪なのに東京の郊外みたい…というあたりは、ニュータウンはどこでもそうかなあ。鋭角的なデザインのせいか?「かたさ」が若さを感じさせるニュータウン「トリヴェール和泉」でした。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

好評発売中!

樹林舎刊の写真集『吹田市の昭和』の千里ニュータウン部分を中心に、コラム執筆や写真のアレンジ、事実関係の確認などを担当しました。限定1,500部。書店でお申し込みください。

好評配布中!〔無料〕

千里ニュータウンの最新状況がわかる「千里ニュータウンマップ2018」の制作をお手伝いしました。このマップは南千里駅前の「吹田市立千里ニュータウン情報館」で配布しています。2013年版も在庫があります。

好評発売中!

吹田市立博物館とパルテノン多摩の2018年共同企画「ニュータウン誕生」の展示・図録制作をお手伝いしました。図録購入(吹田版)はこちら。多摩版はこちら。(内容は同じです)

アーカイブ

ページ上部へ戻る