ニュータウンのクリスマス(つくば・100本のクリスマスツリー)

ああ!すっっっかり間があいてしまいました!病気していたわけでも長い旅に出ていたわけでもないのですがいろいろばたつきまして…(忙しいふり)。でも短い旅行には行きました。またニュータウン…前にもこのブログでご報告した「つくば」です。こういう研究学園都市も、ニュータウンの一種です。熱海に温泉旅行に行ったついでにチョット足をのばして…というわりには遠かったですが、前からぜひ!ぜひ!見に行きたいものがあったのです。
それがこの「100本のクリスマスツリー」。一昨年つくばにできた大きなショッピングモール「イーアスつくば」で開かれています。クリスマスツリーが100本!皆がいきかう広場に立っているんです。しかもそのデザインが1本1本違うのです。そのデザインは…地域のNPOが、地元や世界の子供たちからコンテスト方式でクリスマスツリーの絵を描いてもらい→そこから優秀作100個を選んで→ツリーになる木はニュータウンの周辺農家に育ててもらい→地元のアート系の学生などが手伝って→親子で一緒に実際のツリーにする…というすごいプロジェクト!
100本のうち80本が子供たちからのデザイン枠で、残り20本が高齢者施設や協賛企業、地元の学校などからの応援団枠だそうです。
このアイデアを最初に聞いてびっくりしたのは、その「周囲巻き込み力」の広さです。つくばの人脈で、海外の学校からの参加も実現しているという幅の広さ!(ちなみに今年の参加はロシアのサンクトペテルブルグからと、つくばにできたブラジル学校からも!)
つくばという町はすごく立派な人工都市なんですが、やはり景色にうるおいが足りない…しかも研究都市の特徴で、住民が固定化して高齢化する…という現象は少ないのですが、転勤が多くて愛着が育ちにくいのでは…という問題意識から、この企画はスタートしたそうです。それがもう13年前(3年前からこの場所に移りました)。
ニュータウンに共通の「インサイト」は、「町でなかったところを町のように思いを入れていく」ところにあるんじゃないかと、僕は日本中のニュータウン回ってて思いましたが、そういう意味でまさにニュータウンらしい!企画だと僕は思いました。
ほんとにすごくきれいで、1本1本ユニークなアイデアがいっぱいつまっています。大阪から見に行って、よかった!近くの人も遠くの人も、ぜひ見に行ってみてください。25日まで。
背景のマンションも、特大のツリーみたいですね(2年前の夏、建設中に逆位置から撮ったときはまだこんなでした)。ニュータウンは皆で明かりをともす大きなクリスマスツリーなのかもしれないです。

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