この団地の名称がGoogleMapでもmapionでも「千里藤白台住宅」と書かれているのですが、これは間違い。(どうして2社が同じ間違いするのかな?)A1棟-A18棟の正式名称は「千里丘陵G団地」です。少し遅れて出来て、先に建て替えられたA19棟-A26棟は「藤白台B団地」。
「千里丘陵G団地」の動かぬ証拠が、これ。光線の加減で見にくいかもしれないので、夏バージョンもアップしておきましょう。
「大阪府住宅供給公社経営 千里丘陵G団地 住宅金融公庫融資住宅」と書いてあります。
「千里丘陵G団地」のつづきが、なぜ「藤白台B団地」になるのか?このルールはすごくわかりにくいのですが、公社では最初、千里ニュータウンで佐竹台から造り始めた団地を、順に「千里丘陵団地」「千里丘陵B団地」「千里丘陵C団地」…とつけていったのです。計画段階では町名が決まっていなかったからかもわかりません。
では「G団地」は千里ニュータウンで7番目の団地かというとさにあらず、藤白台は町名が決まる前の仮の名前が「G住区」だったために、これにリンクしているのです。(このブログのURLも…)
ところがほんの少し遅れてA19棟-A26棟を造る時には計画段階から町名も決まっていたのでしょう、「藤白台で2番目の公社団地」という意味で「藤白台B団地」という名前になりました。
ところがところが千里ニュータウンでは棟号に「公社はA、府営はB、公団はC、社宅などその他はD」をつけるというルールがあったために、A棟なのにB団地、というわけのわからないことになってしまいました。
これは案内上も混乱するので、日常生活では「千里丘陵G団地」「藤白台B団地」という正式名はほとんど使われず、住民は単に「Aの団地」と言ってきたような気がします。しかし契約の書面など、公式の場面では正式名称が出てきます。この数年、建替に関する場面ではやはり正式名称を使うので、またリバイバルしている感じですね。
なんにもなかった場所に名前をつけていくとき、とりあえずアルファベットで整理しておく…ということのなごりが「千里丘陵G団地」という名前なのですね。
コメント
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コメント (4)
表札の下のコンクリート塀(?)崖(?)
千里の団地の中にはいたるところにありますね。
子供の頃、「おっきなチョコレート!」と
ワクワクしながら見てました(笑)
表札とはちがったコメントですみません{%トホホwebry%}{%トホホwebry%}
子供は発見の天才ですよね。だから僕はニュータウンとか団地に住み始めた年齢…その時に子供だったかもう大人だったか…で、町の見方が全然違うんじゃないかと思います。子供で住み始めた人は、子供の視点を持っている。こんな平凡なものでも工事の塀に囲われてしまうととても惜しいもののように思えてきます。
私も子供の頃「明○チョコレート」を連想してました。結構みんな同じ様に想像していたんじゃないでしょうか。
来年は平穏無事な一年でありますよう祈りつつ、皆様よいお年をお迎え下さい。
あの、おっきい、阪急電車みたいな色のやつですね。じゃあ消えてしまわないうちに撮りに行っておきましょう。来年は千里ニュータウンまちびらきから50年!ニュータウンは面白くてみどころいっぱいあるよということを、来年も発信していきたいです。皆さんにとっていい1年になるよう、千里からお祈りしています。