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3月1日は横浜の港北ニュータウン研究会に参加して、満州から外房から話題は広がり、貴重なアフガニスタンのニュータウン開発の情報までいただきました。戦争のあとには都市開発のニーズが生まれるし、逆に戦時下の国威発揚にもニュータウン開発は使われます。ニュータウンの世界ははてしない…。
翌3月2日は高島平の50周年記念シンポジウムに参加。高島平もニュータウンですが、めでたく50周年を迎えたのです。三浦展さんが「(これからの人口減少時代)スマート・シュリンクという考え方には賛同できない。魅力合戦があるだけではないか?」と発言しておられたことが大変印象的でした。マーケティングの世界から「まちづくり」に関わってこられた三浦さんらしい視点だなあと。(僕もマーケティングとまちづくりをまたいで歩いてきたわけですが…根っこが「オタクの住民」なので…)
50年たてば高島平もなんらかの形の更新をしていく時期になるわけですが、ではどういう空間を引き継いでいくべきなのか?「高島平ヘリテージ」という「資産さがし」の活動が、とても東京らしいなあと思いました。日本のニュータウンはつぎつぎと「50周年」を迎えていますが、やはり記念事業にもそれぞれの町の個性・地域性がにじみますね。ニュータウンや団地は表面的にはとてもお互い似ていますが、そこには「違うDNA」も組み込まれていて、やはり町は「造ったようにトシを取る」ものなのかもしれません。
この投稿は2019年3月2日にfacebookに投稿した文章に加筆したものです。
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2020年 9月 28日
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