経営は1つ、ブランドは2つ。

(スポーツはまったくわからない私ですが…)
えー、本日梅田に行ってまいりましたが、阪急百貨店では優勝記念セールはやっていません!百貨店でセールをしているのは阪神のほうだけ(ちなみに両店は、会社は同じ会社です。株式会社阪急阪神百貨店)。ところが阪急系列のスーパーでは、優勝記念セールをやっています。ここが面白いところです。この切り分けは、2年前もそうでした。梅田の両店舗でやってしまうと人手が足りなくなるから…?という説もありますが、阪急と阪神が「経営統合」してから早くも19年、2つのブランドを上手く使い分けているようです。スーパーのほうはお客様にとっても実利の世界だから、お祝いは地域全体で…ということでしょうか?

経営統合されてから、タイガースの選手が阪急の広報誌に出たり、宝塚の広告が阪神のほうに出たり、そういう相互乗り入れはするようになって「ライバルだった昔」とは変わりましたが、ブランド管理としては「阪急」と「阪神」はあくまでも別なのです。

野球の球団で言えばずいぶん昔にオリックスに譲渡された阪急ブレーブスがあり、オリックスブルーウェーブは近鉄バッファローズと合併してオリックスバッファローズのほうが阪急の後継球団ではないか?という見方もできますが、それはもう話が遠すぎるし、そういう「大昔の話」を気にする人は誰もいないのでしょうかね。電車では、近鉄と阪神が相互乗り入れしているし。これももう、16年の歴史になりました。

というわけで、梅田の阪急百貨店は「いつもどおり」のきらびやかな世界でした。

こういうことが気になるのは、千里ニュータウンが吹田市と豊中市にまたがっていて、「1つの地域性に行政2つ」ということになっているのを連想したからです。いや、これはたとえが逆で「経営は2つ、ブランドは1つ」と言うべきか?

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