永井俊雄さんの貴重なコレクションから【蔵出し】シリーズ第7弾!藤白台小学校の開校式のようす、こちらは屋内の保護者編です。
玄関を入ったホール。左手は二股に分かれて階上へ続く階段、右手は給食室。なつかしいでしょう…。ここにイスを並べ、正面右手の図書室の前に特設ステージを設けて「開校式々場」にしつらえています。正面左手は、いまは低学年用校舎への通路がつながっていますがこの頃はありませんから、まぶしい外光が直接入ってきています。壁に下げられた大きな日の丸、お母さんたちの多くは和服のお召し物で、時代を感じますね…。
右の壁にかかっている額は、手前が(その1年近く前の)始業式にいた191名+先生(この写真も屋外)、その向こうの小ぶりの写真はこれと同じ空撮です。
男性の姿が極端に少ないのも、こないだ見たばっかりの2012年の入学式とはずいぶん違います(若いお父さんいっぱい来てました)。調べてみると1966年2月25日は金曜日でしたが、こないだの2012年4月6日だって金曜日だったもんなあ。男性が子供のために仕事を休むのは、当時はかなり珍しかったのでしょう。
体育館がなかったことは、当時はなんら珍しいことではありませんでした。千里ニュータウンの建設で吹田市は数年間で8つの小学校を新設せねばならず、それはそれ以前から吹田市内にあった小学校の数に迫るぐらいの数だったのです。その財政負担は大変なことで、もちろん大阪府が助けたわけですが…。
いまもし学校を新設するときに最初から体育館やプールがなかったら「え~?」という感じでしょうね。世の中自由になったのか贅沢になって不自由になったのか、わかりません。
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