千里ニュータウンでコミュニティ活動をされているOさんから、こんどこそ立派なアーチ型の写真と紹介文(緑字部分)を送っていただきました(ご専門は建築・都市デザインです)。場所は千里中央の千里阪急ホテルです。
千里にある唯一?の「アーチ型」です。
合理的で機能的なデザインが主流の時代の中で生まれた千里ニュータウン。さらに、経済的に建設することが至上命令の公的住宅。千里ニュータウンの多くの集合住宅の直線的なデザインには時代背景が反映されています。そのような中でも、一部の集合住宅(メゾネット住宅)や小学校(高低分離)、近隣センター(コンクリート打ち放しなど)、千里中央の商業施設(セルシー広場など)では、その時代なりの新しいデザインが試みられています。
「アーチ型」ということになると、歴史的なイメージや地域性を感じさせるということで、機能的デザインが主流の時代には古めかしいイメージを持たせるデザイン要素として見られていたのだと思います。しかし、千里阪急ホテルを設計した浦辺鎮太郎さんは、伝統と現代を融合させるということを考えた建築家です。千里阪急ホテルには「アーチ型」のデザインが多く見られます。
…一緒にホテルの入口の写真も送っていただきましたが、立派なアーチ!機会があればコーヒーでも飲みながらゆったりとアーチの殿堂を楽しんでみてください。このホテルがくつろげるのは、直線ばかりの町の中で円の造形が生かされているからかもしれません…。Oさん、どうもありがとうございました。メゾネットや高低分離の小学校、コンクリート打ち放しの近隣センターなどもおいおいご紹介していきましょう…。
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