なぜブロック塀は危ないのか?

震災の話題を続けます。
「ブロック塀は危ない」と言われますが、なぜでしょうか?もちろん崩れやすいからなのですが、特にブロック塀は、全体が一枚の板チョコを倒すような格好でパタンと倒れるからだ…ということが、実際に見てよくわかりました。そんな時たまたま横にいたら、塀全体の重さを受け止めきれるはずがありません。古いレンガ塀が崩れているのも見ましたが、レンガは全体がその場に「崩れ落ちる」ような格好で、ブロック塀が「倒れる」のとは全く違うようでした。
あと危ないと思ったのは写真のような大谷石の塀や門柱。ひとカタマリが大きいため、横にいたらカタマリひとつで本当に下敷きになりかねません。(千里の造園でも大谷石はけっこう使われています。ある時期、流行ったんですね。)
安全度が高いのは生垣や軽量のフェンス。植わっている木というものは本当に強い。電柱などはガタガタになっていても、街路樹は激しい揺れに揺さぶられても、(倒壊した建物がのしかかってきたら別ですが)傾いたりしないでしっかり立っていたようです。自然というものは、したたかです。
…この大谷石に直撃されて愛車がボコボコになったのですが、あの大惨事の中では被害のうちにも入らないと言うべきでしょうね…はじめて買ったクルマだったんだけど…

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