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ブログ2周年の記念日?が挟まってしまいましたが、あと1枚だけ港北ニュータウンの画像です。
集合住宅に沈む夕日に向かって、駅前広場を家へ急ぐ人たち…。いかにも郊外、いかにもニュータウンというシーンです。日本のニュータウンの中では最新形と言っていい港北ニュータウンは、宅地の中に農園があったり、駅近にお寺とお墓と神社があったり、画一的な団地の群れが見あたらなかったり、40年以上前にできた大先輩の千里ニュータウンからすると、「そんなニュータウンもアリ?」と感じる特長がいくつもありました(駆け足で見ただけで…)。でもやっぱりこんな光景、ああ、ニュータウンだなあとなぜか思うんですよね。新しい土地に「わが家」への思いをすりこんでいくところが、ニュータウンのインサイトと言っていいのでしょうか…。
さあ、僕も帰らないと…(ただし新幹線に乗ってね)。
余談ですがこのニュータウンのすぐ外側にある小机という町に、僕は大学入ってすぐの1年間だけ住んでいました。はじめての一人暮らし。もう30年近くも昔で、あのころは横浜のチベットとも言われた田園地帯で、夏は蛙の合唱に蝉時雨、冬は鶴見川からの川霧の中を白鷺が舞っていて、たぶんこのニュータウンになった丘の向こうに新宿の副都心が霞んで見えて、まるで不思議な日本画の世界に迷い込んだようでした。あの頃は新横浜に停まる「ひかり」は日に1往復(「のぞみ」はもちろんまだなかった)。今は「のぞみ」も全部新横浜には停まるので、東京郊外圏の台頭は夢のようです。白鷺が舞っていた田園にはいま、巨大な日産スタジアムができています。
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