北海道のニュータウン巡りに行ったのは盆前の週末だったので、あいの里でも、ここ平岡公園ライブヒルズでも夏祭りの準備をしていました。(藤白台はその前の週に…)
あちこちのニュータウンを訪問していると、町の構造などはさまざまですが、「いろいろな土地出身の人の寄せ集めである」という点ではかなりの共通性があります。つまりニュータウンって場所は土俗性が薄い。最初はその点をこそ好む人たちが集まってきて初期住民を形成するわけですが、ほどなく多くのニュータウンで夏祭りなどを始めるのは、面白いことです。ムラ社会的なシガラミはイヤだけど、やっぱり寂しいから…?いくらモダンぶってみても、やはり日本人は日本人ということでしょうか。ニュータウンだったらジャズフェスティバルでもよさそうだけど、皆が参加できる共通項ってなると、こういう形になるんでしょうね。
もちろん、その土地に根ざした「伝承の歌・踊り」というものはニュータウンにはないので、CDを買ってきたり、太鼓を叩ける人、振り付けができる人を呼んできたりするわけです(この平岡公園の場合はどうなのかは、わかりません…)。
「北海道はどこもニュータウンのようなもの」というのはある意味当たってるのでしょうが、最初の開拓入植は同じ土地の出身者が集まって入っているケースが多いようです。その場合はお祭りなども出身地のものが移植されるでしょうから、この点は「出身地がバラバラな人たちの寄せ集め」である戦後のニュータウンとは、ハッキリと線を引くことができます。
公園に乗りつけた可愛い自転車の群れは、この町がまだ若いことを物語っています。
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