こちら高野台でございます。(筑波研究学園都市)

筑波研究学園都市の入口、CGの並木道の途中に…おおっと!千里ニュータウンと同じ地名発見!…でもよく見たらこちらは「こうやだい」。千里ニュータウンのは「たかのだい」。
ついでにWikipediaで引いてみたところ、日本に「高野台」(たかのだい、こうやだい)は6ヵ所もあるようです。千里とつくばのほかに、東京練馬、埼玉杉戸、千葉船橋、舞鶴…この「台」地名は1960年代に大流行したネーミングですが、いかにも郊外っぽい立地の場所が多いですね。
高度成長下の人口増加期に、水の便が悪く農地に使いにくい高台をつぎつぎと住宅地に転用していった…ということが「台」地名が郊外に多い時代背景ですが、住んでみると坂が多くてしんどい地形を、日あたりと眺めが良さそうなプラスイメージに転化する役割も「~台」というネーミング法は担っていました。「~が丘」も同じような発想のネーミングと言えるでしょう。一種のイメージ戦略です。(東京の南平台や自由が丘はもっと古いですが、そのあたりが始まりかも…?)
こちら、つくばの高野台(こうやだい)は、研究所や住宅があるようですが、見たところ地形は平坦なようでした。筑波研究学園都市の中の町名は、「台」がついているのはほんの一部で、「町」も「台」も「丘」もつかない町名が主流になっているようです。なんと言ってもここは広大な関東平野の一角です。

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コメント

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  • コメント (2)

    • kancho-
    • 2009年 5月 11日

    台とか丘の響きが良くて、一時期の流行になったことは、本文のとうりですが、関東地方では、「台」は弥生的な水田農耕では等閑視された立地であったため、団地などの開発が進むにしたがい多数の遺跡が発見されて、日本の縄文社会ー畑作ーという、先行する農耕段階があったことが明らかになったという功績があるのです。

    • 奥居武
    • 2009年 5月 11日

    なるほど~、ニュータウン開発は土地利用における縄文時代への「先祖帰り」でもあったわけですね…。

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