【蔵出し】公社藤白台・秘密基地のある斜面(1972年)
- 2012/3/9
- 藤白台
- まちの記憶, 団地
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ニュータウンの時間と空間を旅する「アラウンド・藤白台」、今回は永井俊雄さんの貴重なコレクションからお届けする【蔵出し】シリーズ第4弾!「ふれあいの道」が整備され、斜面に樹が植えられる前の光景です。
左からA15棟、A17棟、右の葉陰に見えているのがA18棟でしょう。右下の焼却炉はA26棟の東側、今は遊園になっているあたりでしょうか。急斜面のふみわけ道を子供が下りてきますが、左のほうのふみわけ道が、のちに三角公園から斜面を下りる階段に整備されることになります。段がついている上のほうも上りきったあたりを(この写真では隠れていますが)、今「ふれあいの道」が左右に横切っています。
今は森になっていますが、いやー、ほったらかしの斜面です!今からは想像がつかないほど。藤白台番外地。ふれあいの道ぞいには今、桜並木もあるのですが、そんなしゃれたものも、この段階ではありません。一面のクズ!…でしょうか…団地造成前から手つかず…ということもないと思いますが…この感じだと、粗く造成してそのまんまだった…という感じです。
しかしこの「ほったらかし」感が、子供の冒険心をそそるのです!僕だけでなく、ずいぶんこのへんにトンネルを掘ったり「秘密基地」を作っていた…という思い出話を聞くのですが…。
このふみわけ道は、下の団地の子供が小学校へ行くのにこの斜面を上ると格段に速い…という生活上の理由からできちゃったのだと思いますが、それだけでもなかった感じがします。楽しかったんですよ。ここを上ると。
先日もメゾネットにお住まいだった(かなり若い)方に、メゾネットからA18棟の突端部に上る「秘密の道」もあった…という話を伺ったのですが、その部分は吹田市の危険急傾斜地にさえ指定されているぐらい急な斜面かつ竹藪なので大人に見つかるとこっぴどく叱られ、「大人に会わないようにヘビに会わないように…」行くのがまた楽しかった…というお話でした。ヘビもいたのかなあ。
コメント
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コメント (5)
そうそう、こういう整備されていない斜面!そしてまわりに生い茂るクズ(セイタカアワダチソウも多かったよね)。ああ、なつかしさで胸いっぱいになる風景だわ。
誰が何と言おうと、わたしの「忘れがたきふるさと」ですっ!
いやいやこれは懐かしいーーー!
このクズの鬱蒼とした感じが、懐かしすぎます。
雨が降ると粘土っぽい地面が滑ってとても歩きにくくて、
靴が埋まったこと思い出しました。
秘密基地には椅子まであったりして
楽しかったっけ。
ノリノリのコメント、ありがとうございます。クズを見ると萌えるニュータウン育ち…(笑)。初期のニュータウンにはこのような「ゆるい」スキマ空間がたくさんありましたね。同じ場所に行ってみましたが、すっかり森になっていて定点の写真も撮れないほどでした。団地の人が一生懸命鳥が来る実のなる樹を選んで植樹したんですが、そこから「大人の空間」に変わってしまったのかもしれません。
秘密基地作りましたね~~(笑)
漫画なんか持ち込んだりして。
「秘密基地」、いったいいくつあったんでしょう?皆が知ってる秘密基地(爆)