人造湖のあるニュータウン(アメリカ・アーバイン)

ビバリーヒルズを離れて、もう少しニュータウンらしいニュータウンに行ってみましょう。アーバイン(Irvine)。ロサンゼルスの都心から50km近く東にあるこの郊外都市は、西海岸で最も成功したニュータウンだと紹介されていたので、行ってみました。日本のつくば市と姉妹都市でもあるアーバインは、大学を核とした学園都市でもあります。
う~ん、でかい!120km2って…1km2=100haなので12000ha…千里が10個分!orz…着いたはいいものの、どこから回っていいのやら…まずは中心にあるウッドブリッジという人造湖のある一角から行ってみました。これ、全部人工の風景。カモは本物です。人造湖に木の橋がかかっているからウッドブリッジ。湖というには小さいかもしれませんが、池というにはデカい。水深は浅く保たれていて、住宅や遊歩道がすぐ近くまで迫っています。
カラッカラに乾いたカリフォルニアで、これだけ水に親しい空間を造るのは、もうそれだけですごい「意志」を感じます。人工都市でもどこか自然となじむように造る日本のニュータウンとは違って、この水辺のある風景は、たとえば芭蕉の世界とは全然違いますね…あまりに完璧に演出された「日常的なディズニーランド」という感じでしょうか…(ディズニーランドは、近いです。)
天気にも恵まれた(暑かった!)アーバイン訪問記を数回続けます。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (2)

    • 健ちゃん
    • 2012年 8月 27日

    北公園の中にあっても良いような素晴らしい場所ですね{%うっとり(ぽわん)webry%}

    • 奥居武
    • 2012年 8月 27日

    千里ニュータウンの池は深いので、水辺に近寄れないようになっていますよね~(今は昔よりもっと厳重になってます)。あれがすごく残念。「子供がはまったら…」ということを言っていると、どんどん厳重になる一方です。アメリカなんか訴訟社会なのにこのオープンさ、そこはどうやって合意を取り付けているのかを知りたいです。

好評発売中!

CITY LIFE刊のムックガイド。「歴史文化」「まちづくり」の取材が丁寧で大充実。「北千里を歩く象」の記事で協力しました。こちらから購入できます。

好評発売中!

樹林舎刊の写真集『吹田市の昭和』の千里ニュータウン部分を中心に、コラム執筆や写真のアレンジ、事実関係の確認などを担当しました。限定1,500部。書店でお申し込みください。

好評配布中!〔無料〕

千里ニュータウンの最新状況がわかる「千里ニュータウンマップ2018」の制作をお手伝いしました。このマップは南千里駅前の「吹田市立千里ニュータウン情報館」で配布しています。2013年版も在庫があります。

好評発売中!

吹田市立博物館とパルテノン多摩の2018年共同企画「ニュータウン誕生」の展示・図録制作をお手伝いしました。図録購入(吹田版)はこちら。多摩版はこちら。(内容は同じです)

アーカイブ

ページ上部へ戻る