町らしくなってきた箕面森町

きのう土曜日のニュータウンめぐりは、近場で「箕面森町」へ。「みのおしんまち」と読みます。大阪府が力を入れて開発した町、という意味では千里ニュータウンの年の離れた後輩の町です。

前に行った2008年は冬だったこともあって箕面森町はまだなんにもなく、「これは森町じゃなく森だな」という感じでしたが、それから早くも6年がたち、だいぶん町らしくなっていました!千里中央からの阪急バスも、平日昼間1時間に1本から、30分に1本に。

千里中央から新御堂を北へ、つきあたりの長~い有料トンネルを超えて突き抜け、ひなびた谷筋からさらに丘の上へ…都市「近郊」とはちょっと言えないと思いますが通勤できなくもないアクセスで、自然と向き合って暮らすというのは、「湘南に暮らす」ようなものかもしれないと考えてみました。湘南から東京都心まで通っている人は、そう珍しいわけではありません。ましてや箕面森町から大阪市内まで通うのは、はるかに近い(湘南から東京都心まで約50キロ。箕面森町から大阪市内までは直線で25キロ。トンネル料金はかかるけれど…それだって東海道線よりは安い)。もしタクシーで深夜帰宅になったら…?そんなことが日常化している生活のほうがおかしいのだ!

日本の人口はすでに減り始めているわけですが…この町が近くない将来も「町」としてもつかどうかは、大阪の経済力しだいということでしょうか。しかも箕面森町の入口では、新名神のインターチェンジを造る工事が進んでいます。

この投稿は2014年5月11日にfacebookに投稿した文章に加筆したものです。

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