定住するリゾート…大原台・御宿台(千葉)

GWも終わってからハッと気づくと5月末で期限切れの某航空会社株主優待券が往復分…。いまや特割のほうが安かったりするので昔ほど優位性はないのですが(変更などの自由度は普通運賃と同じ条件)捨てるのももったいなく、かねてから推進中のニュータウン見学に使うことに決定。行けるのは5月31日のみ。帰りも5月中に使わないといけないから少しもったいないけど日帰り。日帰りで飛行機で飛んで、まだ行ってないニュータウンがあるところ…となると、1日を有効に使うため便数が多い首都圏に決定。始発で羽田に着いてから最終便の出発まで約11時間。羽田からアクセスのいいところ…と考えて、そうだ!レンタカーでアクアライン通って外房の夷隅(大原・御宿)に1つある!ここはほかのニュータウンと離れているのでセットで回りにくく、あとまで残りそうだな…と思っていたのです。アクアラインを渡った木更津にもアクアライン関連のニュータウン(区画整理)が1つあるから時間が余ればそこも回れるぞ。

…というわけで、5時半起きで行ってきました。大阪から外房日帰り。ここ大原台・御宿台は西武が千葉県と開発した住宅地でキャッチフレーズは「定住するリゾート」。リタイアして来る人が多いそうです。隣にゴルフ場がありますが地区内に小学校はありません(リゾートホテルと見まがうでかい高級老人ホームはありました)。大原台・御宿台あわせて381haだから千里の北地区ぐらい。温暖な外房らしくフェニックスが盛大に街路樹になっていて永井博のイラストの世界のようであります。「台」とあるように高台にありますが海は見えません。が、チラシにはしっかり標高の高さもうたってありました。大原台はいすみ市、御宿台は御宿町に属し、両者は3キロほど離れています。

こんなところでリタイア生活…?ゴルフや海で遊ぶ人にはいいかなあ。でも退屈しないだろうか。「リゾートに住む」って、よほど自分がしっかりしてないとボケそう…。ここを買ってるのはリタイア層ということは団塊以上ということになりますが、団塊は高度経済成長期も都市近郊でニュータウン買って、リタイアしてからもこんなところのニュータウン(別荘地)買って、今やセカンドハウスどころかファーストハウスもなかなか買えない若い人が多いことを考えるとなんだか複雑…。まあこれからの人口減少時代、不動産は余ってくるはずですが…。(つづく)

この投稿は2014年6月1日にfacebookに投稿した文章に加筆したものです。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. 2019年 6月 19日

好評発売中!

CITY LIFE刊のムックガイド。「歴史文化」「まちづくり」の取材が丁寧で大充実。「北千里を歩く象」の記事で協力しました。こちらから購入できます。

好評発売中!

樹林舎刊の写真集『吹田市の昭和』の千里ニュータウン部分を中心に、コラム執筆や写真のアレンジ、事実関係の確認などを担当しました。限定1,500部。書店でお申し込みください。

好評配布中!〔無料〕

千里ニュータウンの最新状況がわかる「千里ニュータウンマップ2018」の制作をお手伝いしました。このマップは南千里駅前の「吹田市立千里ニュータウン情報館」で配布しています。2013年版も在庫があります。

好評発売中!

吹田市立博物館とパルテノン多摩の2018年共同企画「ニュータウン誕生」の展示・図録制作をお手伝いしました。図録購入(吹田版)はこちら。多摩版はこちら。(内容は同じです)

アーカイブ

ページ上部へ戻る