きのう17日は、千里市民フォーラム+Code for Suita、ラコルタ(吹田市立市民公益活動センター)の企画で、千里南公園を舞台に、千里ニュータウンをデジタルマップに描こう!という集まりに参加してきました。
デジタルマップといえばGoogle mapなどが有名ですが、この日トライしたのはOpenStreetMapという、wikipediaのマップ版のような、誰もが参加して描き込めるオープンソース。大切な地域の情報を、一企業にゆだねるのではなく、皆で共有化していこうという世界的な活動です。
「皆の自由意思で情報を載せていく」ということは、すでに情報がたくさん載っているエリアとそうでもないエリアがあるわけで、千里ニュータウンは…町の骨格は描けていますが、まだディテールはいくらでも描き込む余地があります。それに町はたえず変わり続けますからね。
今回は、コンパクトな範囲に地図に描きたくなる要素がぎっしり詰まった千里南公園を歩いてネタを収集。室内に移動して、OpenStreetMap化に取り組みました。
この企画、コロナ禍もありスタートからここまで1年ぐらいかかってしまい、やっと設定した17日は雨模様でしたが、懇切な指導のおかげで、終わった頃にはアート作品、歌碑、ベンチ、ユーカリの木…ずいぶん南公園の地図が詳しくなっていました。
OpenStreetMapでは、ベースの情報を充実させたうえで、バリアフリーマップに発展させたり防災マップに応用したり、いろいろな可能性が考えられます。
2つの市にまたがる千里ニュータウンは「エリアとしてのアイデンティティ」は強く持っていますが行政区的にはバーチャルな存在でしかなく、じゃあどうやって「地域としてのまとまり」を認識できるかというと、地図情報の充実も一つの方法でしょう。
「皆の力で地域情報を充実させていく」という方法論に可能性を感じつつ、楽しい地図描きの演習(マッピングパーティーというそうです)が終わりました。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
素晴らしいです。ひょっとして、階段をちゃんと表現されていますか?
できていたり、できていなかったりだと思います。網羅的にやっているわけではないので。まだ勉強中ですが、多彩な表現が可能なのですね。